【ボドゲ攻略】アグリコラ 小進歩評価(Cクラスその1)
今回は小進歩評価(Cクラス)その1です。
12 釣竿
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:「漁」のアクションのたびに、追加で食料1を得る。ラウンド8からは追加で食料2を得る。
評価:コストは軽く、効果はそこそこ。積極的に漁に入るのはおすすめできないが、飢えそうになったときにこれで助かることも多い。特にラウンド8以降は食料2追加なのがうれしい。
14 パン焼き暖炉
条件:なし
コスト:暖炉1枚を返す
勝利点:3点
効果:「パンを焼く」のアクションのたびに、小麦2つまでをそれぞれ食料5にできる。このカードを出してすぐに追加で「パンを焼く」アクションができる。
評価:レンガ暖炉からならノンコストで1点+パン焼き効率アップ+出したときのパン焼き効果があるので、小麦プレイではドラフトで取っておきたい。石の暖炉でもパン焼きの保険になるので持っていて損はない。
15 パン焼き桶
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:レンガ暖炉と石の暖炉が小さい進歩になり好きな資材1つ安くなる。木の暖炉も資材1つ安くなる。
評価:コストが軽く、資材が1種類で済み、小進歩で暖炉がとれるので暖炉競争で優位に立てる。しかし、そのまま暖炉を取るのに比べ小進歩の1手が追加で必要なことと、5人プレイでは序盤からレンガ3、葦石木というレンガ暖炉獲得に必要なアクションが出ているため、3人以下のプレイと比較すると評価は下がってしまう。
18 マメ畑
条件:職業2
コスト:なし
勝利点:1点
効果:種まきで、このカードの上に畑と同じように野菜を植えられる。(このカードは得点計算で畑に含めない)
評価:ノンコスト1点というだけで十分使える。効果を活用する機会はあまりないかもしれないが、露天商の女を使っているときなどで、畑種に入るときに種は2つ以上あるのに畑が1枚もない、というときには畑種を有効活用できる。
20 簡易かまど
条件:なし
コスト:レンガ1
勝利点:1点
効果:以下の品をいつでも食料にできる。野菜:2 羊:1 猪:2 牛:3 「パンを焼く」のアクションで、小麦:2
評価:羊が食料1にしかならないため単体では役に立たないが、これを踏み台にして調理場を獲得することができる。レンガの少ない4人以下のプレイでは強いカードだが、5人プレイではレンガ3を取って直接かまどが取れてしまうため、そこまで強力ではない。
21 木骨の小屋
条件:なし
コスト:木1・レンガ1・葦1・石2
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時に石の家の広さ1スペースにつき、ボーナス1点を得る。(ヴィラと両方持っている場合、ヴィラのボーナスのみ得る。)
評価:5軒以上の増築路線を取っているならぜひ欲しいカード。ヴィラよりは出しやすいがやはりコストは重い。できれば一緒に族長も出したい。
22 いかだ
条件:なし
コスト:木2
勝利点:1点
効果:「漁」のアクションのたびに追加の食料1か葦1を得る。
評価:序盤で出すには木2がやや重いが、食料のついでに葦を得られるのはいい。ただそこまで強いカードではないため、できるだけ食料がたまった状態で漁に入りたい。
23 かいば桶
条件:なし
コスト:木2
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時に、牧場の広さの合計が6/7/8/9マス以上で、ボーナス1/2/3/4点を得る。
評価:通常牧場は6マスで、それ以上になると4区画の牧場が作れず牧場の点数が減る。9マスとなると柵に入る家畜の種類は2種に限られ、畑の点数は伸ばせなくなる。それでもボーナス4点あるので、進歩プレイをしている場合には畑を埋める手数を節約しつつ、点数が伸ばせるので有効。
27 木の暖炉
条件:なし
コスト:木3・石1
勝利点:2点
効果:「パンを焼く」のアクションのたびにいくつでも小麦1つにつき食料3にできる。このカードを出してすぐに追加で「パンを焼く」アクションができる。
評価:単体では劣化調理場でしかない。先にレンガ暖炉を取り、パン焼きしたいときにこれを出せば勝利点2点を稼ぎながらパンが焼け、その際には木の暖炉を使わずともレンガ暖炉を使える。パン焼きの保険として取っておくといいが、木3が重い。
28 木のスリッパ
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時に、レンガの家でボーナス1点、石の家でボーナス2点を得る。
評価:意識すれば石の家にするのはそこまで難しくないので、木1で2点は優秀なコストパフォーマンス。
33 陶器
条件:暖炉1
コスト:レンガ1
勝利点:なし
効果:このカードを出すとすぐに食料2を得る。今後、製陶所は小さい進歩になり無料で作れる。
評価:暖炉があるなら、レンガ1で製陶所が小進歩になり、タダで取れるようになるが、小進歩を2回やる必要があるので、状況によっては単純に大進歩で製陶所を取ってしまう方がいいことも。製陶所はレンガの余りやすい5人プレイでは最も価値のある工場なのでぜひ取りたいが、先に直接取られやすくなってしまい、手間のかかる陶器はやや評価ダウン。
38 マリア像
条件:なし
コスト:場に出した小進歩2
勝利点:2点
効果:捨てた進歩カードによって得られるはずだった効果や品物は全てなくなる
評価:勝利点の付いていない小進歩が2枚並んでいれば最終盤に出して2点アクションとしてもいい。ただし、捨てた小進歩の効果はすべてなくなってしまうので、効果をすべて使い切った小進歩2枚が必要。このカードの真価は泥沼で貸付金とコンボしたとき。勝利点-4を打ち消し+2にしてくれる。
41 石臼
条件:なし
コスト:石1
勝利点:なし
効果:パンを焼いて小麦を食料にするたびに、追加で食料2を得る。
評価:レンガ暖炉では1回のパン焼きで約4人分の食料が確保でき、石の暖炉では小麦1で3人分、2で6人分の食料が確保できる。また、調理場がレンガ暖炉の上位互換になるが、石がコストとして必要なのがやや残念。
42 親切な隣人
条件:なし
コスト:木1/レンガ1
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐ、石材1か葦1を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)
評価:木やレンガよりも葦や石の方が価値のあることが多いが、あくまで資源が交換できるだけであり、このカードを出すためにもアクションが必要なので無駄に小進歩をしないように注意。
46 荷車
条件:職業2
コスト:木2
勝利点:なし
効果:ラウンド5・8・11・14のうちまだ始まっていないラウンドのスペースに、それぞれ小麦1を置く。これらのラウンドのはじめにその小麦を得る。
評価:職業2の条件があるため、ラウンド4までに出すのはやや難しい。序盤に出すには木2がやや重いが、小麦3~4が手に入れば十分な効率。
47 レタス畑
条件:職業3
コスト:なし
勝利点:1点
効果:このカードの上に種まきのとき畑と同じように野菜を植えられる。ここから収穫してすぐに食料にすると食料4になる。(このカードは得点計算で畑に含めない)
能力:ノンコスト勝利点1。調理場がなくても野菜が食べられるので小麦プレイと相性がいい。このカードを出した後に野菜を播かないと効果が得られないため、種をあまり播かない家畜プレイでは畑種が出るまで活用しづらいので注意。
49 書き机
条件:職業2
コスト:木1
勝利点:1点
効果:「職業」のアクションで、2つの職業を続けて出せる。2枚目の職業を出すには、1枚目のコストに加えてさらに食料2を支払う。
評価:職業2の条件があるので、コスト木1と食料2を払ってまで4枚以上職業を出すかどうか、職業4条件の小進歩がない場合には残っている職業次第となる。ぶらつき学生や本棚があればむしろ食料が増えるのでいいコンボとなる。木1で1点のカードとして考えてもいい。
50 へら
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:「改築」のアクションなしに、木の家をいつでもレンガの家に改築できる。(資材は支払う)
評価:これを使う位なら改築に入るべき。それなら木1も不要で進歩も出せる。ただ、石の家系の職業や、レンガの家系の職業を使うために1ステージから改築したい場合には欲しいカードになる。特にレンガの柱+レンガ貼りコンボにこいつがいたらほぼ勝ち。
52 厩
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐ厩を1つ無料で建てる。(使用後は左隣の人にカードを渡す)
評価:木1減らせるのはいいがそこまで。柵見張りなど厩を建てた際にコンボが組めれば厩のアクションを節約できる。
55 石の家増築
条件:なし
コスト:葦1・石3
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐ、石の家が1スペース増築される。(使用後は左隣の人にカードを渡す)
評価:石と葦を減らせるのはいいのだが、石の家は通常は必要な部屋数を木がレンガで増築した後に改築するもので増築するものではない。石の家2点+空きスペース1点+家族増員可能ではあるが、石の家に改築するための石に加えて石3が必要となるので使いやすいカードではない。
56 石ばさみ
条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:ラウンド5-7か、ラウンド10-11で登場する「石材」のアクションのたびに、石材をもう1つ得る。
評価:葦石木のアクションで起動しないのは残念だが、コストが軽く、効果としては十分な強さ。石の家まで確実に改築したい。
57 ハト小屋
条件:なし
コスト:石2
勝利点:2点
効果:ラウンド10-14のうちまだ始まっていないラウンドのスペースに、それぞれ食料1を置く。これらのラウンドのはじめにその食料を得る。
評価:石2で勝利点2は十分及第点。後半限定ではあるが食料5も付いてくる。石だけで獲得できるため、状況によっては他に資源が必要な工場系より使えることもあるが、勝利点のためだけに使用する場合にはこれを出したために石の家に改築できなくなった、ということがないように注意したい。
58 家畜庭
条件:職業1
コスト:木2
勝利点:1点
効果:このカードの上に好きな動物を2頭置ける。種類が異なっていても良い。(このカードは得点計算で牧場に含めない)
評価:木2で勝利点1点なので点数としては厩と同等であり及第点。即席牧場として家畜を増やすのに役立つが、どうしても動物を飼うために柵以外に木を使うのは使いづらい感があり、いまいち使いこなせないカード。
62 折り返し鋤
条件:職業2
コスト:木3
勝利点:なし
効果:ゲーム中1回、「畑を耕す」か「畑を耕して種をまく」アクションで、畑を3つまで耕せる。
評価:耕運鋤と異なり畑種で使えるのは強いが、代わりに1回しか効果が使えないので、同じ木3なら職業条件が1多くても畑6まで耕せる耕運鋤のほうがいい。
66 村の井戸
条件:なし
コスト:井戸を返す
勝利点:5点
効果:これ以降の3ラウンドのスペースにそれぞれ食料1を置く。これらのラウンドのはじめにその食料を得る。
評価:単体では食料3、勝利点1にしかならずパワー不足。これを使う場合はなんとしてももう一度井戸を取りたい。メインは井戸掘り・水運び・かめとの村の井戸コンボ。確実に井戸を再度確保し、勝利点9点を稼ぎつつ大量の食料をゲットしたい。
68 馬鍬
条件:なし
コスト:木2
勝利点:なし
効果:ゲーム中に1回だけ、「畑を耕す」か「畑を耕して種をまく」のアクションで耕せる畑が1つから2つになる。他の人もゲーム中に1回だけ、手番にあなたに食料2を払って同じことができる。
評価:自分にとっての効果はやや弱いが、畑種でも使えるのはいい。むしろ終盤にかけて食料を稼ぐカードとしても割り切って考えてもいいが、他人に与えるメリットがかなり大きいため、悩ましい。特に畑種で使われると、相手にとってはむしろこのカードをわざわざ出してくれてありがとう、ということになる。
おわりに
次回は小進歩評価(Cクラス)その2です。