富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】アグリコラ 職業評価(Dクラスその2)

職業評価(Dクラス)その2です。

215 家畜小作人

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能力:羊・猪・牛それぞれ1頭をすぐにストックから借りる。得点計算の前に3頭返す。返さなかった家畜1頭につき1点を失う。

評価:後で返さなければいけないので、この職業で得た家畜で家畜を増やせる体制を築けなければ意味がない。しかし、3種類の家畜を増やすための牧場が必要で、もう1匹づつ家畜も必要であり有効活用するのは難しい。

 

219 畑農

能力:種をまくときに畑を1つだけにすると、その畑に小麦か野菜を追加で2つ置く。畑を2つにすると、小麦か野菜を追加で1つ置く。

評価:積まれる作物が多いとすべて収穫するのに時間がかかり、畑が空いてもう一回畑に播くことが難しくなってしまう。種パンをしながら種を増やしていきたい小麦プレイには向かないし、一度しか種を播かないなら家畜プレイで終盤に使えるが、こんどは畑3つ以上に一緒に播いた場合に効果がない。使いづらい職業。

223 収穫手伝い

能力:収穫のたび、食糧供給フェイズのはじめに誰か1人の畑1つから小麦1をとれる。相手は代わりに食料2をストックからとれる。

評価:誰かが小麦を播いた後でないと効果がないし、得られるのはたった一つの小麦とその人からの多大なヘイト。ノンコストで取れるとはいえあまりいい職業ではない。

232 産婆

能力:他の人が家族を増やすたび、その家族が自分より多いとストックから食料1を得る。2人以上多ければ食料2を得る。

評価:得られるものが食料1(2人以上違えば食料2だが)と少なく、他人より家族が少ない場合にしか効果がないので、そういったときはそもそも他人より食料が必要とならないはずなので食料があまり重要ではない。葦の家がある際には葦の家の住人は家族ではないのである程度機能するが強いカードではない。

237 旅芸人

能力:「小劇場」のアクションのたびにおいてある食料の2倍を得る。ただし曲芸師・猛獣使い・奇術師・昔語り・人形使い・街頭の音楽家・踊り手・魔術使いがいればそれぞれ食料1ずつ与えなければならない。

評価:2倍は強いように感じるが、他人に邪魔される可能性があるほか、他の小劇場系職業がいた場合には無償で食料を与えることとなってしまう。ドラフトで注意しておきたい。

250 羊使い

能力:現在のラウンドに4・7・9・11を足す。そのラウンドにそれぞれ羊を1つずつ置き、ラウンドはじめにその羊を得る。

評価:最大羊4匹だが、そのためには3Rまでに出す必要があるので厳しい。出したところで羊ではそこまで効果も強くなく、羊を入れる牧場の整備が必要であり、ただ食べるだけでは有効活用とはいいがたい。

256 石工

能力:収穫のたび、石材1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:石も貴重な資源なので食べてはいけない。また、収穫ごと最大一つまでなので、使えても所詮食料補助程度。

257 街頭の音楽家

能力:他の人が「小劇場」のアクションを行うたびに、小麦1を得る。

評価:小麦1が得られるのは嬉しいが、起動するのはせいぜい3回程度な上、他人任せなので使いづらい。他人が小劇場系のコンボを狙っている場合には出してみてもいい。

258 家具職人

能力:収穫のたび、木材最大1を食料2にできる。

評価:一応食料2なので食料補助程度にはなるが。木材も貴重な資材なので出来るかぎり食べたくない。ギルド長がいればこれを出して木材が手に入るので使える。

262 水運び

能力:誰かが大きい進歩の「井戸」を作ったら、それ以降のラウンドのスペース全てに1つずつ食料を置く。それらのラウンドの最初にその食料を得る。(すでに井戸ができていたらすぐに食料を並べる)

評価:単体ではパワー不足。自分で村の井戸コンボに組み込んで使用したい。

273 骨細工

能力:食料にした猪1頭につき自分の木材2までをこのカードの上に置ける。1・4・7・10番目の木材を除きこのカードの上にある木材1につき1点のボーナスを得る。

評価:ドリーマー代表。ボーナス点は青天井なのだが、必要になる猪と木材の確保がきつすぎる。猪や木材の補助がないととても使えない。

278 林務官

能力:「種をまく」のアクションを行うたびにこのカードの上に木材を3つまで植えられる。小麦畑と同じように扱い、畑フェイズで収穫する。

評価:木3が木9になるので木6増えるが、一時的に木3減ってしまうこと、種を播くアクションが必要なこと、また、収穫ごとにしか回収できないため増加スピードが遅く欲しいときに手に入らないことがあり、使うのは難しい。堆肥とコンボできれば戦力になる・・・はず・・・。

284 木材配り

能力:毎回ラウンドのはじめに「木材3」にある木材をその下の「レンガ1」「葦1」「漁」のマスに同じ数ずつ分けることができる。このカードを出したときに木材2を得る。

評価:単体ではほぼメリットがないため、明らかに使い勝手が悪い。レンガ・葦・漁のアクションをしたときにメリットがあるようなコンボや、木材荷車を出している時でないとあまり魅力のある職業ではない。

287 倉庫主

能力:ラウンドのはじめに石材5以上持っていれば石材1、葦6以上で葦1、レンガ7以上でレンガ1、木材8以上で木材1を得る。

評価:アグリコラでは工場を建てた後の該当する資材を除き、資材を持っているだけではほとんど役に立たず、それを使ってさっさと何かすべきである。さらに、この職業は効果が出る資材数があまりに多すぎる。効果が発動できるだけの資材が集まるのは終盤になってしまい、結局ラウンド数がほとんどないのでメリットもほとんどないという状況になる。

289 営農家

能力:全員が家族を置いた後、「小麦1を取る」か「野菜1を取る」に家族を置いていれば、「種をまく」か「種をまいてパンを焼く」のアクションのどちらかに(空いていれば)移動してそのアクションを行うことが出来る。

評価:種パンのアクションはいつも埋まるようなアクションではないため、効果は発動しやすいが、得られる効果が種パンだけのため、メリットは限られている。また、小麦1か野菜1に入っていないといけないのもネック。小麦1や野菜1はあまり効率のよいアクションではないし、営農家で種を増やせるならあまり何回も入る必要のないアクションでもあり、自らアンコンボすることもある。さらに、食料基盤として使うには邪魔が入りうる点で安定せず、ステージごとに1回焼くだけならパン職人の方が完全上位互換。

298 羊番

能力:石の家に住み次第これ以降のラウンドのスペースに羊を1頭ずつ置く。これらのラウンドのはじめにその羊を得る。(カードを出したときすでに石の家ならばすぐに羊を置く)

評価:羊農と一文字違うだけなのだが、こちらは微妙な効果。単純に食料にするだけだと召使の方が優秀で、起動するのが3R以下なら羊飼い親方の方が優秀。

302 猪使い

能力:現在のラウンドに4・7・10を足す。そのラウンドのスペースにそれぞれ猪1ずつ置き、ラウンドのはじめにその猪を得る。

評価:猪を得るのにノンコストなのはいいのだが、1ステージ中に出さないといけないのが厳しく、また、猪が入るスペースを確保しておかないといけない点も難しい。

305 家畜主

能力:まだ始まっていなければラウンド7に羊1、ラウンド10に猪1、ラウンド14に牛1を置く。これらのラウンドのはじめに食料1でその家畜を買える。

評価:家畜3種が貰えるのと、7Rまでに出せばいいのは便利だが、得られるのがそれぞれ1匹ということと、得るのに食料が必要という点でこの評価。

308 職場長

能力:毎ラウンド、労働フェイズのはじめに共通のストックから食料1を取り、好きなアクションスペースに置く。

評価:単体ではほとんど意味がない。自分がスタPを取り続けるような場合か、むしろ毒見役コンボ専用ともいえる職業。

309 織工

能力:毎ラウンド、労働フェイズのはじめに羊2頭以上持っていれば、食料1を得る。

評価:羊2条件が簡単なようでなかなかキツイ。普通に牧場を作ろうとすると増築が遅れてしまうので、家畜を置ける系の小進歩などがないとなかなか活用しづらい。それだけ頑張っても得られるのは食料1で、しかも羊2頭以上をキープしないといけないのでつらい。

340 農夫

能力:毎ラウンドのはじめ(フェイズ1の前)に他の人より農場を多く使用していたら木材1を得る。

評価:誰よりも多く牧場を使用できる自信があるのなら、毎ラウンド木1という夢の職業だが、現実はそんなに甘くない。柵を一気に引けば条件は満たしやすいかもしれないが、その場合増築が遅れがちだし、そもそも得た木材は柵以外の何に使うことにしようか。鋤車や耕運鋤で畑6を耕すのもいいが、そこまで早く職業3条件木3コストを満たすことも難しいので、頑張っても結局木材集めや木材運びと同じかそれ以下になることも。

おわりに

職業評価(Dクラス)は以上です。
次は小進歩評価(Dクラス)です。

職業も小進歩もEクラスまでです。
DとEはそこまで差がない気もしますが・・・