富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】「2019冬更新版」アグリコラ 職業評価(Dクラス)

今回は職業評価(Dクラス)です。

Dクラスとなると大分弱いカードになってくるので、一部コンボで輝くものもありますが、単体では使いづらいです。タイミングによっては出したほうが効率が悪いこともままあるので、よく考えて使うようにしたいです。

職業評価(Dクラス)

148 大学者

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能力:小さい進歩を使う時や、代官・家庭教師で得点するときに、このカードを職業2つに数える。

評価:職業条件の重い進歩を早く使用したい場合には1アクション手数を減らせるが、これ自体には全く能力がないので、基本的にはこれを出すより、2枚職業を出した方がいい。ただ、檻や石切り場を早く出したいときにはドラフトで取ってもいい。代官を使う時にはこれがあればボーナスを確実に取れるので、ドラフト終盤なら取るのもあり。

151 建築士

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能力:家が5部屋以上になったら、ゲーム中に1度だけ好きなタイミングで無料で1部屋増築できる。

評価:前提条件が厳しい。アグリコラでは5人以上家族を増やせないので、6軒以上の家は単純に点数のためだけに立てることとなる。当然ながら先に石の家に改築しておいてこれで増やす家は石の家を建てたい。出来れば石の家の点だけでなく、木の宝石箱や族長などでボーナス点を効率よく得られるようにしたい。

154 醸造

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能力:収穫で食糧供給フェイズのたびに、小麦1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:小麦の変換効率が悪いので、できるだけ使用したくない保険カード。収穫時に1つまでしか変換できないため、これだけで食料供給できる職業でもない。

156 ブラシ作り

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能力:食料にした猪をこのカードの上に置くことが出来る。ゲーム終了時にここの猪が2/3/4頭ならば、それぞれ1/2/3点のボーナスを得る。

評価:家畜は2頭で1点アップだが、このカードなら1匹ごとに1点増えるのでいっそ食べてしまった方がいいこともある。ただやはり家畜を食べている分猪自体の点数は減ってしまうので微妙なカード。

161 漁師

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能力:漁のアクションのたびにそこに置いてある食料の2倍を得る。ただし釣竿・いかだ・カヌー・梁・柄付き網の所有者がいたらそれぞれ食料1ずつ与える。

評価:食料2倍は強そうに見えるが、先に他人に漁のアクションを取られる危険性もあるし、なにより釣竿等の小進歩を出されると食料を奪われるのが痛い。2枚も出されているともうメリットより他人に食料をプレゼントしてしまうデメリットのほうが大きくなってしまう。

162 肉屋

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能力:暖炉を持っていれば家畜をいつでも以下の割合で食料にできる。羊:2 猪:3 牛:4

評価:暖炉を持っていれば調理場と同様の効率で家畜が食べられる。ただし、野菜は食べられない。調理場が欲しいのにわざわざ暖炉を取るということはしないと思うので、小麦プレイをしている際に出す職業とは思うが、小麦プレイをしている時に一緒に増やしやすい野菜が食べられないのは残念。

165 自由農夫

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能力:ゲーム終了時に、未使用の農場スペースと物乞いだけがマイナス点になる。

評価:このカードをただ減点を防ぐために使っているだけでは勝てない。農場点でプラス点がない分、進歩点でそれ以上の点数を稼ぐ必要があるため、進歩重視のプレイ以外ではあまり価値のないカード。ただ、進歩重視だとしても、ある程度農場も整備できていないと50点以上を取ってトップを狙うのは難しい。

167 奇術師

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能力:「小劇場」のアクションのたびに、追加で小麦1を得る。

評価:追加で小麦1では効果が弱い。飯2溜まるのを待って取ってやっと季節労働者の下位互換でしかなく、季節労働者と違って野菜は取れず、増築アクションで小劇場が埋まる可能性もある。小劇場系のコンボに組み合わせて何ぼの職業。

169 昔語り

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能力:「小劇場」のアクションのたびに食料1をそのスペースに残して、代わりに野菜1を得る。

評価:食料1を残さないといけないので、食料1の状態で入ってもうまみがない。踊り手とコンボした場合、食料1を残したまま食料4を手に入れることができるので相性がいい。ただ、踊り手とコンボしたとしても、職業1枚ですむ季節労働者や庭職人、八百屋などと比べて強いかどうかは微妙。

170 大農場管理人

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能力:ゲーム終了時に3種類の家畜全てについて自分より多い人がいなければ、3/4/5人プレイでそれぞれ2/3/4点ボーナスを得る。

評価:5人プレイなら4点は大きく、最後に出せばいいのはいいが、牛・猪・羊の全てについてトップでなければいけないため、かなり厳しい。

171 港湾労働者

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能力:いつでも木材3をレンガ1葦1か石材1のいずれかに交換できる。または、レンガ2/葦2/石材2のいずれかを好きな資材1と交換できる。

評価:なんにでも変換できるのはいいが、資材が減ってしまうのが難。レンガの多い5人プレイといえども、レンガ大工やレンガ置き場などとのコンボ以外では使用しても点数が伸び悩むだろう。

177 木大工

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能力:ゲーム終了時に、木の部屋1部屋につきボーナス1点を得る。

評価:レンガの家にする位ならいっそのことこのカードを出して改築の手番と資材を節約したほうがいい。ただ、やはりできるならば石の家にしたい。また、改築のアクションは進歩や柵と一緒にできるということもある。

179 販売人

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能力:「小さい進歩」か「小さい/大きい進歩」のアクションのたびに、食料1を払えばもう1回このアクションをできる。

評価:進歩プレイをする際に手数を節約してくれるが、食料1が必要となる点が残念。大進歩を2連続でできる唯一のカードで、レン2かまど→調理場など奇襲に使える。 しかし、進歩プレイは派手ではあるが、資源が多く必要で、通常のように畑を耕して柵を建てるより効率の悪いことが多いので、個人的には進歩手数補助系は評価は低め。

183 かご編み

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能力:収穫のたび、葦1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:食料3は大きいが、葦は非常に貴重なため積極的に食べるものではない。また、収穫ごと1つまでしかできないので所詮補助にしかならない。ギルド長がある場合にはこれを出して葦を得ることができるので使える。

185 レンガ焼き

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能力:いつでもレンガを石材にできる。レンガ2につき石材1、レンガ3につき石材2に換える。

評価:レンガ2を石材1にするだけでは港湾労働者の下位互換となってしまう。レンガ3を石材2に変えてなんぼのもん。しかし、やはり資材数は減ってしまうので能力的には微妙。また、石材は使用用途がある程度限られるので使い勝手もよくない。

190 メイド

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能力:レンガの家に住み次第、それ以降のラウンドのスペースに食料1を置く。これらのラウンドの最初にその食料を得る。(すでにレンガか石の家に住んでいれば、すぐに食料を置く)

評価:改築後毎ラウンド食料1は力不足。効果を考えればできるだけ早く改築したいが、改築は増築プランと絡んでくるため単純に早く改築すればいいものでもない。また、そもそも改築のアクションが遅く出てくると辛い。へらがあり、かつ3軒目増築前にレンガの家にしても増員する方法があって10飯以上稼げるなら結構強い。

193 牧師

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能力:このカードを出したときか、それ以降に、家の広さが2部屋しかないのが自分だけである場合、1度だけ木材3・レンガ2・葦1・石材1を得る。

評価:得られる資源は多いが、他人がいつまでも増築しないという可能性もあるため、増築を遅らせてまで狙う価値はない。ただ、家族の数ではなく部屋の広さが2部屋なので、愛人や葦の家があるときなどは相性がいい。逆にいうと誰かに愛人等があった場合はまず出せないカードになる。

201 牛使い

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能力:現在のラウンドに5と9を足す。そのラウンドのスペースにそれぞれ牛を1つずつ置き、そのラウンドのはじめにその牛を得る。

評価:牛がノンコストで得られるのはいいが、貰うまでが遠いことと、最大2匹までしかもらえないのでそこまで魅力的ではない。5Rまでに出さないといけないのも厳しい。また、家畜使いの中では唯一序盤に出しても家畜MAXまで増やせないカードでもある。

207 厩番 

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能力:柵を1つ以上置くたびに無料で厩を1つ手に入れすぐに置く。(置く場所は柵の内側でも外側でもよい)

評価:柵のアクション1回につき厩1つなので、柵のアクションに何回も入らないといけないため効率が悪い。他の柵系職業とコンボさせたい。厩を置く場所は柵の外においても-1→0で1点、柵の中においても0点→1点なので、家畜2倍を考えると基本的には柵の中に置いた方がいい。

208 厩作り

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能力:柵で囲んでいない厩に、同じ家畜を3匹まで置くことが出来る。

評価:3匹という数字は収穫ごとに増える1匹を置くためのスペースに丁度よいが、基本的には後の点数を考えると柵を建てたい。この職業は最新のルールでは最初の厩しか効果がないとされているが、もともと弱いのでどちらにしろほぼ使われることはない。

209 石持ち

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能力:いつでも石材を食料にできる。石材1につき食料2。

評価:葦同様、石も貴重な資源なので食べてはいけない。石切り場がある場合は日雇いで8食料となるのでメイン食料基盤として使用できる。

214 陶工

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能力:収穫で、毎回レンガ最大1を食料2にできる。

評価:補助の食料基盤として使えないことはないが、収穫ごと最大1個までに限定されるためあくまで補助。同様のカードの中でもレンガは5人プレイでは余りやすい資源ではあるのだが、職業、レンガ3の2手を使って食料6しか得られないのは弱い。ギルド長がある場合にはこれを出してレンガを得ることができるので使えるが、その使い方なら他の同様のカードの方が葦、石、木が手に入るので有用。

215 家畜小作人

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能力:羊・猪・牛それぞれ1頭をすぐにストックから借りる。得点計算の前に3頭返す。返さなかった家畜1頭につき1点を失う。

評価:後で返さなければいけないので、この職業で得た家畜で家畜を増やせる体制を築けなければ意味がない。しかし、3種類の家畜を増やすための牧場が必要で、もう1匹づつ家畜も必要であり有効活用するのは難しい。ただ、最終的にある種類の家畜が1頭にしかならないなら、このカードで家畜を得てマイナス1点→1点で2点分なのに対し、失う得点は1点でいいので踏み倒しで1点得になる。

219 畑農

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能力:種をまくときに畑を1つだけにすると、その畑に小麦か野菜を追加で2つ置く。畑を2つにすると、小麦か野菜を追加で1つ置く。

評価:積まれる作物が多いとすべて収穫するのに時間がかかり、畑が空いてもう一回畑に播くことが難しくなってしまう。種パンをしながら種を増やしていきたい小麦プレイには向かないし、一度しか種を播かないなら家畜プレイで終盤に使えるが、こんどは畑3つ以上に一緒に播いた場合に効果がない。使いづらい職業。

223 収穫手伝い

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能力:収穫のたび、食糧供給フェイズのはじめに誰か1人の畑1つから小麦1をとれる。相手は代わりに食料2をストックからとれる。

評価:誰かが小麦を播いた後でないと効果がないし、得られるのはたった一つの小麦とその人からの多大なヘイト。ノンコストで取れるとはいえあまりいい職業ではない。

232 産婆

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能力:他の人が家族を増やすたび、その家族が自分より多いとストックから食料1を得る。2人以上多ければ食料2を得る。

評価:得られるものが食料1(2人以上違えば食料2だが)と少なく、他人より家族が少ない場合にしか効果がないので、そういったときはそもそも他人より食料が必要とならないはずなので食料があまり重要ではない。葦の家がある際には葦の家の住人は家族ではないのである程度機能するが強いカードではない。

237 旅芸人

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能力:「小劇場」のアクションのたびにおいてある食料の2倍を得る。ただし曲芸師・猛獣使い・奇術師・昔語り・人形使い・街頭の音楽家・踊り手・魔術使いがいればそれぞれ食料1ずつ与えなければならない。

評価:2倍は強いように感じるが、他人に邪魔される可能性があるほか、他の小劇場系職業がいた場合には無償で食料を与えることとなってしまう。ドラフトで注意しておきたい。

250 羊使い 

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能力:現在のラウンドに4・7・9・11を足す。そのラウンドにそれぞれ羊を1つずつ置き、ラウンドはじめにその羊を得る。

評価:最大羊4匹だが、そのためには3Rまでに出す必要があるのが厳しい。最序盤に出して食べなければ最後までに羊8匹となり1手5点行動となるが、飼う場所が必要になることと、最序盤の貴重な一手を将来の点数のためだけに使うのは難しい。ただ食べるだけでは有効活用とはいいがたい。

254 馬手

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能力:石の家に住み次第、毎ラウンドのはじめに厩のアクションに家族を置かずに木材1で厩1(最大1つまで)を建てられる。

評価:柵と比べると厩はそこまで重要ではなく、木材1が必要なのも残念だが、石の家コンボに組み込むと点数の底上げはしてくれて意外と役には立つ。ただし、単体で使ってこのためだけに石の家を急ぐという使い方はほぼしない。柵見張りとコンボできれば木1食料1で厩付きの1マスの牧場が毎ラウンドノンアクションで建てられるのでけっこう強い。

256 石工

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能力:収穫のたび、石材1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:石も貴重な資源なので食べてはいけない。また、収穫ごと最大一つまでなので、使えても所詮食料補助程度。

257 街頭の音楽家

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能力:他の人が「小劇場」のアクションを行うたびに、小麦1を得る。

評価:小麦1が得られるのは嬉しいが、起動するのはせいぜい3回程度な上、他人任せなので使いづらい。他人が小劇場系のコンボを狙っている場合には出してみてもいい。

258 家具職人

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能力:収穫のたび、木材最大1を食料2にできる。

評価:一応食料2なので食料補助程度にはなるが。木材も貴重な資材なので出来るかぎり食べたくない。ギルド長がいればこれを出して木材が手に入るので使える。

261 乗馬従者

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能力:今出たばかりのラウンドカードのアクションを行うたびに追加で小麦1を得る。

評価:今出たばかりのアクションを使わなければいけないので汎用性がなさすぎる。得られるのが小麦1というのもパワー不足。ただ、計画的に使えれば野菜1+小麦1とか、畑種で播くための種とか、上手くいくこともあるので、使っていて面白い職業ではある。毒見役とはそこそこ相性がいい。

262 水運び

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能力:誰かが大きい進歩の「井戸」を作ったら、それ以降のラウンドのスペース全てに1つずつ食料を置く。それらのラウンドの最初にその食料を得る。(すでに井戸ができていたらすぐに食料を並べる)

評価:単体ではパワー不足。自分で村の井戸コンボに組み込んで使用したい。

273 骨細工

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能力:食料にした猪1頭につき自分の木材2までをこのカードの上に置ける。1・4・7・10番目の木材を除きこのカードの上にある木材1につき1点のボーナスを得る。

評価:ドリーマー代表。ボーナス点は青天井なのだが、必要になる猪と木材の確保がきつすぎる。猪や木材の補助がないととても使えない。

278 林務官

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能力:「種をまく」のアクションを行うたびにこのカードの上に木材を3つまで植えられる。小麦畑と同じように扱い、畑フェイズで収穫する。

評価:木3が木9になるので木6増えるが、一時的に木3減ってしまうこと、種を播くアクションが必要なこと、また、収穫ごとにしか回収できないため増加スピードが遅く欲しいときに手に入らないことがあり、使うのは難しい。堆肥とコンボできれば戦力になる・・・はず・・・。

280 革なめし工

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能力:食料にした猪と牛をこのカードの上に置く。ゲーム終了時に畜殺した猪が2/4/6頭または牛が2/3/4頭ならばそれぞれ1/2/3点のボーナスを得る。

評価:得点の効率的には食べずに勝利点にした場合と大体同じ程度なので、食料がもらえる分食べた方がいい。食料が十分にある場合は勝利点ボーナスを増やせるカードではないのであまり活用できない。食料が不足していてそもそも家畜を食べないといけないのなら、食べても勝利点が変わらない分役に立つ。ただ、勝利点が増加する訳ではないという点でこの評価。

281 行商人

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能力:「小さい進歩1」のアクションのたびに、小さい進歩の代わりに大きい進歩ができる。「大きい進歩または小さい進歩1」では小さい進歩を2枚出せる。

評価:「できる」表記なので、効果を使用するか選択できる場合の評価。スタPで大進歩を取れたり、一気に小進歩を2枚出せるので奇襲に使える。

284 木材配り

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能力:毎回ラウンドのはじめに「木材3」にある木材をその下の「レンガ1」「葦1」「漁」のマスに同じ数ずつ分けることができる。このカードを出したときに木材2を得る。

評価:単体ではほぼメリットがないため、明らかに使い勝手が悪い。レンガ・葦・漁のアクションをしたときにメリットがあるようなコンボや、木材荷車を出している時でないとあまり魅力のある職業ではない。

287 倉庫主

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能力:ラウンドのはじめに石材5以上持っていれば石材1、葦6以上で葦1、レンガ7以上でレンガ1、木材8以上で木材1を得る。

評価:アグリコラでは工場を建てた後の該当する資材を除き、資材を持っているだけではほとんど役に立たず、それを使ってさっさと何かすべきである。さらに、この職業は効果が出る資材数があまりに多すぎる。効果が発動できるだけの資材が集まるのは終盤になってしまい、結局ラウンド数がほとんどないのでメリットもほとんどないという状況になる。

289 営農家

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能力:全員が家族を置いた後、「小麦1を取る」か「野菜1を取る」に家族を置いていれば、「種をまく」か「種をまいてパンを焼く」のアクションのどちらかに(空いていれば)移動してそのアクションを行うことが出来る。

評価:「種をまく」は畑種のことなので、畑守などとコンボしない限り効果発動することはほぼないだろう。種パンのアクションはいつも埋まるようなアクションではないため、効果は発動しやすいが、得られる効果が種パンだけのため、メリットは限られている。また、小麦1か野菜1に入っていないといけないのもネック。小麦1や野菜1はあまり効率のよいアクションではないし、営農家で種を増やせるならあまり何回も入る必要のないアクションでもあり、自らアンコンボすることもある。さらに、食料基盤として使うには邪魔が入りうる点で安定せず、ステージごとに1回焼くだけならパン職人の方が完全上位互換。

298 羊番

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能力:石の家に住み次第これ以降のラウンドのスペースに羊を1頭ずつ置く。これらのラウンドのはじめにその羊を得る。(カードを出したときすでに石の家ならばすぐに羊を置く)

評価:羊農と一文字違うだけなのだが、こちらは微妙な効果。単純に食料にするだけだと召使の方が優秀で、起動するのが3R以下なら羊飼い親方の方が優秀。

302 猪使い

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能力:現在のラウンドに4・7・10を足す。そのラウンドのスペースにそれぞれ猪1ずつ置き、ラウンドのはじめにその猪を得る。

評価:猪を得るのにノンコストなのはいいのだが、1ステージ中に出さないといけないのが厳しく、また、猪が入るスペースを確保しておかないといけない点も難しい。ただ、最序盤に出して、増やした猪を食べずに、ちゃんと飼える場所があれば1アクションで5点になりうる。牛使いはそれだけでは点数MAXまで増えず、羊使いは飼育スペースが厳しいので一番狙いやすくはあるがやはり難しいカード。

305 家畜主

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能力:まだ始まっていなければラウンド7に羊1、ラウンド10に猪1、ラウンド14に牛1を置く。これらのラウンドのはじめに食料1でその家畜を買える。

評価:家畜3種が貰えるのと、7Rまでに出せばいいのは便利だが、得られるのがそれぞれ1匹なので増やすには別に取る必要があるということと、得るのに食料が必要という点でこの評価。

306 調教師

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能力:自分の家のどの部屋にも家畜を1頭ずつ置ける。種類が別でも良い。

評価:即席牧場ができるので織機等の小進歩がある場合には早い段階で効果を使用することができる。ただし、基本的には牧場の整備を目指していきたい。

308 職場長

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能力:毎ラウンド、労働フェイズのはじめに共通のストックから食料1を取り、好きなアクションスペースに置く。

評価:単体ではほとんど意味がない。自分がスタPを取り続けるような場合か、むしろ毒見役コンボ専用ともいえる職業。なにより毎ラウンド開始前に置く場所を考えるのを待つのが面倒であり、しかも置き忘れやすいのであまり好みではない職業。

309 織工

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能力:毎ラウンド、労働フェイズのはじめに羊2頭以上持っていれば、食料1を得る。

評価:羊2条件が簡単なようでなかなかキツイ。普通に牧場を作ろうとすると増築が遅れてしまうので、家畜を置ける系の小進歩などがないとなかなか活用しづらい。それだけ頑張っても得られるのは食料1で、しかも羊2頭以上をキープしないといけないのでつらい。

340 農夫

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能力:毎ラウンドのはじめ(フェイズ1の前)に他の人より農場を多く使用していたら木材1を得る。

評価:誰よりも多く牧場を使用できる自信があるのなら、毎ラウンド木1という夢の職業だが、現実はそんなに甘くない。柵を一気に引けば条件は満たしやすいかもしれないが、その場合増築が遅れがちだし、そもそも得た木材は柵以外の何に使うことにしようか。鋤車や耕運鋤で畑6を耕すのもいいが、そこまで早く職業3条件木3コストを満たすことも難しいので、頑張っても結局木材集めや木材運びと同じかそれ以下になることも。

 

職業評価(Dクラス)は以上です。次回は小進歩評価(Dクラス)です。