富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】アグリコラ 職業評価(Dクラスその1)

今回は職業評価(Dクラスその1)です。

148 大学者

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能力:小さい進歩を使う時や、代官・家庭教師で得点するときに、このカードを職業2つに数える。

評価:職業条件の重い進歩を早く使用したい場合には1アクション手数を減らせるが、これ自体には全く能力がないので、基本的にはこれを出すより、2枚職業を出した方がいい。ただ、檻や石切り場を早く出したいときにはドラフトで取ってもいい。

151 建築士

能力:家が5部屋以上になったら、ゲーム中に1度だけ好きなタイミングで無料で1部屋増築できる。

評価:前提条件が厳しい。アグリコラでは5人以上家族を増やせないので、6軒以上の家は単純に点数のためだけに立てることとなる。当然ながら先に石の家に改築しておいてこれで増やす家は石の家を建てたい。出来れば石の家の点だけでなく、木の宝石箱や族長などでボーナス点を効率よく得られるようにしたい。

154 醸造

能力:収穫で食糧供給フェイズのたびに、小麦1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:小麦の変換効率が悪いので、できるだけ使用したくない保険カード。収穫時に1つまでしか変換できないため、これだけで食料供給できる職業でもない。

156 ブラシ作り

能力:食料にした猪をこのカードの上に置くことが出来る。ゲーム終了時にここの猪が2/3/4頭ならば、それぞれ1/2/3点のボーナスを得る。

評価:家畜は2頭で1点アップだが、このカードなら1匹ごとに1点増えるのでいっそ食べてしまった方がいいこともある。ただやはり家畜を食べている分点数は減ってしまうので微妙なカード。また対象となるのが猪のみというのも難。

161 漁師

能力:漁のアクションのたびにそこに置いてある食料の2倍を得る。ただし釣竿・いかだ・カヌー・梁・柄付き網の所有者がいたらそれぞれ食料1ずつ与える。

評価:食料2倍は強そうに見えるが、他人に取られる危険性もあるし、なにより釣竿等の小進歩を出されると食料を奪われるのが痛い。2枚も出されるともうメリットより他人に食料をプレゼントしてしまうデメリットのほうが大きくなってしまう。

162 肉屋

能力:暖炉を持っていれば家畜をいつでも以下の割合で食料にできる。羊:2 猪:3 牛:4

評価:暖炉を持っていれば調理場と同様の効率で家畜が食べられる。ただし、野菜は食べられない。調理場が欲しいのにわざわざ暖炉を取るということはしないと思うので、小麦プレイをしている際に出す職業とは思うが、小麦プレイをしている時に一緒に増やしやすい野菜が食べられないのは残念。

165 自由農夫

能力:ゲーム終了時に、未使用の農場スペースと物乞いだけがマイナス点になる。

評価:このカードをただ減点を防ぐために使っているだけでは勝てない。農場点でプラス点がない分、進歩点でそれ以上の点数を稼ぐ必要があるため、進歩重視のプレイ以外ではあまり価値のないカード。ただ、進歩重視だとしても、農場も整備できていないと50点以上を取ってトップを狙うのは難しい。

167 奇術師

能力:「小劇場」のアクションのたびに、追加で小麦1を得る。

評価:追加で小麦1では効果が弱い。小劇場系のコンボに組み合わせて何ぼの職業。

169 昔語り

能力:「小劇場」のアクションのたびに食料1をそのスペースに残して、代わりに野菜1を得る。

評価:食料1を残さないといけないので、食料1の状態で入ってもうまみがない。踊り子とコンボした場合、食料1を残したまま食料4を手に入れることができるので非常に相性がいい。

170 大農場管理人

能力:ゲーム終了時に3種類の家畜全てについて自分より多い人がいなければ、3/4/5人プレイでそれぞれ2/3/4点ボーナスを得る。

評価:最後に出せばいいのはいいが、牛・猪・羊の全てについてトップでなければいけないため、かなり厳しい。

171 港湾労働者

能力:いつでも木材3をレンガ1葦1か石材1のいずれかに交換できる。または、レンガ2/葦2/石材2のいずれかを好きな資材1と交換できる。

評価:なんにでも変換できるのはいいが、資材が減ってしまうのが難。レンガの多い5人プレイといえども、レンガ大工やレンガ置き場などとのコンボ以外では使用しても点数が伸び悩むだろう。

177 木大工

能力:ゲーム終了時に、木の部屋1部屋につきボーナス1点を得る。

評価:レンガの家にする位ならいっそのことこのカードを出して改築の手番と資材を節約したほうがいい。ただ、やはりできるならば石の家にしたい。また、改築のアクションは進歩や柵と一緒にできるので効率がいいということもある。

179 販売人

能力:「小さい進歩」か「小さい/大きい進歩」のアクションのたびに、食料1を払えばもう1回このアクションをできる。

評価:進歩プレイをする際に手数をかなり節約してくれるが、食料1が必要となる点が残念。

183 かご編み

能力:収穫のたび、葦1(最大1つまで)を食料3にできる。

評価:食料3は大きいが、葦は非常に貴重なため積極的に食べるものではない。また、収穫ごと1つまでしかできないので所詮補助にしかならない。ギルド長がある場合にはこれを出して葦を得ることができるので使える。

185 レンガ焼き

能力:いつでもレンガを石材にできる。レンガ2につき石材1、レンガ3につき石材2に換える。

評価:レンガ2を石材1にするだけでは港湾労働者の下位互換となってしまう。レンガ3を石材2に変えてなんぼのもん。しかし、やはり資材数は減ってしまうので能力的には微妙。また、石材は使用用途がある程度限られるので使い勝手もよくない。

190 メイド

能力:レンガの家に住み次第、それ以降のラウンドのスペースに食料1を置く。これらのラウンドの最初にその食料を得る。(すでにレンガか石の家に住んでいれば、すぐに食料を置く)

評価:改築後毎ラウンド食料1は力不足。効果を考えればできるだけ早く改築したいが、改築は増築プランと絡んでくるため単純に早く改築すればいいものでもない。また、そもそも改築のアクションが遅く出てくると辛い。

193 牧師

能力:このカードを出したときか、それ以降に、家の広さが2部屋しかないのが自分だけである場合、1度だけ木材3・レンガ2・葦1・石材1を得る。

評価:得られる資源は多いが、他人がいつまでも増築しないという可能性もあるため、増築を遅らせてまで狙う価値はない。ただ、家族の数ではなく部屋の広さが2部屋なので、愛人や葦の家があるときなどは相性がいい。逆にいうと誰かに愛人等があった場合はまず出せないカードになる。

201 牛使い

能力:現在のラウンドに5と9を足す。そのラウンドのスペースにそれぞれ牛を1つずつ置き、そのラウンドのはじめにその牛を得る。

評価:牛がノンコストで得られるのはいいが、貰うまでが遠いことと、最大2匹までしかもらえないのでそこまで魅力的ではない。5Rまでに出さないといけないのも厳しい。

207 厩番

能力:柵を1つ以上置くたびに無料で厩を1つ手に入れすぐに置く。(置く場所は柵の内側でも外側でもよい)

評価:柵のアクション1回につき厩1つなので、柵のアクションに何回も入らないといけないため効率が悪い。他の柵系職業とコンボさせたい。厩を置く場所は柵の外においても-1→0で1点、柵の中においても0点→1点なので、家畜2倍を考えると基本的には柵の中に置いた方がいい。

208 厩作り

能力:柵で囲んでいない厩に、同じ家畜を3匹まで置くことが出来る。

評価:3匹という数字は収穫ごとに増える1匹を置くためのスペースに丁度よいが、基本的には後の点数を考えると柵を建てたい。この職業は最初の厩しか効果がないという解釈もあるが、それだとかなり弱いカードになってしまう。

209 石持ち

能力:いつでも石材を食料にできる。石材1につき食料2。

評価:葦ほどではないにしろ、石も貴重な資源なので食べてはいけない。石切り場がある場合は日雇いで8食料となるので食料基盤として使用できないこともない。

214 陶工

能力:収穫で、毎回レンガ最大1を食料2にできる。

評価:補助の食料基盤として使えないことはないが、収穫ごと最大1個までに限定されるためあくまで補助。ギルド長がある場合にはこれを出してレンガを得ることができるので使える。