【ボドゲ攻略】アグリコラ 参考棋譜 失敗愛人成功愛人

今回は以前掲載した愛人攻略の参考棋譜として、失敗した愛人、成功した愛人を紹介したいと思います。
環境はネット対戦(ボテジュー)なので一部職業小進歩は搭載されていません、５グリドラフトです。

失敗愛人

２番手
初期手札
職業：愛人、ほら吹き、踊り手、季節労働者、牧師、大工、水運び
小進歩：プランター、果物の木、スパイス、ハト小屋、マメ畑、イチゴ畑、木のスリッパ 

１R：スタP小進歩スパイス→日雇い
２R：無料職業愛人→レンガ２
３R：小劇場飯＋３→木３→羊飯
４R：飯１職業踊り手→小劇場→木４
５R：木６→葦石木→葦２
６R：木４→飯２職業季節労働者→小劇場
７R：葦２→２軒木の家増築→畑１ものごい２
８R：家族→レンガ６→レンガ改築＋かまど
９R：スタP小進歩果物の木→木４→日雇い野菜→小劇場
10R：葦石木→スタP小進歩ハト小屋→木３→日雇い野菜
11R：スタP小進歩プランター→７マス15柵→羊飯→日雇い小麦
12R：部屋なし家族→スタP小進歩マメ畑→豚２→牛１
13R：畑種小麦１野菜２蒔き→畑１→大進歩イチゴ畑→飯１職業ほら吹き→小麦１＜豚繁殖＞
14R：大進歩厩→日雇い野菜→小劇場→小麦１→石１＜豚繁殖＞

最終結果
職業	愛人、ほらふき、踊り手、季節労働者
進歩	かまど（１点）、プランター、果物の木（１点）、スパイス、ハト小屋（２点）、マメ畑（１点）、イチゴ畑（２点）
盤面点計	34点
家族	５（15点）
家	レンガ家４（４点）
畑	３（２点）
小麦	５（２点）
野菜	４（４点）
柵	７マス３区画（３点）
柵内厩	０（０点）
羊	１（１点）
豚	４（２点）
牛	１（１点）
空き地	０（０点）
盤外点計	６点
進歩点	７点
ボーナス点	ほらふき（５点）
物乞い	２枚（-６点）
合計	合計　40点（５位　59、52、50、47）

ものごいしたのは論外だが、これは同時平行で打っていた他の盤面と混同してかまどを持っていると勘違いしたため。まぁものごい分のマイナスなくしてもベリだ。職業自体は愛人、ほら吹き、季節労働者など強いカードがいてなぜ５位だったのか反省してみたい。

ポイント１、２軒増築

せっかく他人が増員している間に集めた木を２軒増築に使ってしまっている。さらに葦２にも２回入っている。１ステージで３手も食料確保に手を割いて愛人を使っているのに、これで愛人のアドバンテージはなくなってしまったに等しい。

ポイント２、愛人とほら吹きの相性

３人目愛人は盤面を整備しやすく、ほら吹きは盤外点を強化する。一見相性は悪く無さそうだが、愛人は家族小進歩に入る回数が減るのが難。また、３人目愛人は家族は少なくても効率良く盤面を作るのが強いが、ほら吹きは進歩に手数がいるので増員が重要な職業。今回は２軒増築で手数は増やしたが、代わりに盤面強化のための資材がなくなってしまったので結局ダメ。

ポイント３、終盤のスタP連打

これは伸びないほら吹きの典型。一応勝利点のついたカードを出してはいるが、盤面強化はなく、やはり効率は良くない。石が高かったので諦めたとはいえ、石の家に改築できなかったのもバツ。家族小進歩と改築大進歩の機会をしっかり生かさないとほら吹きは活躍しづらい。

あらためて手札を見ると、食料と勝利点の補助が多く、盤面補助がほぼない。２軒増築せず、その手数を盤面補助に費やし、ちゃんと石の家まで改築しながら進歩を出せていれば、結果は変わったかもしれない。

この敗戦が悔しくて、なんとか愛人を上手く使えるようになりたいと一念発起し、「愛人について本気出して…」のコラムを書いた。

成功愛人

１番手
初期手札
職業：人形使い、愛人、農場管理、工場主、鋤鍛冶、馬手、族長の娘
小進歩：レンガ屋根、投げ縄、調理場、穀物倉庫、搾乳台、鴨の池、鯉の池

１R：無料職業人形使い→日雇い
２R：レンガ３→大進歩レン３かまど（→人形使い農場管理）
３R：３飯漁→羊飯（→人形使い愛人）
４R：羊２→木４（→人形使い工場主）→レンガ４
５R：木４→レンガ６→大進歩穀物倉庫
６R：スタP小進歩レンガの屋根→羊２→レンガ改築＋製陶所
７R：家族小進歩鯉の池→木４（→人形使い鋤鍛冶）→石３
８R：葦石木→石改築＋かご製作所→６マス13柵→羊飯
９R：畑２→葦３→羊飯→他人レンガ置き場＜羊繁殖＞
10R：畑２→木４→牛１→大進歩家具製作所
11R：豚２→野菜１→牛１（→人形使い馬手）→羊飯＜牛豚繁殖＞
12R：スタP小進歩鴨の池→木３→葦石木→他人レンガ置き場
13R：畑種２小麦３野菜１蒔き→大進歩搾乳台→牛１→飯１職業族長の娘＜牛豚繁殖＞
14R：部屋なし家族→大進歩レンガ暖炉→木３→レンガ６＜牛豚繁殖＞

最終結果
職業	人形使い、愛人、農場管理、工場主、鋤鍛冶、馬手、族長の娘
進歩	かまど（１点）、レンガ暖炉（２点）、家具製作所（２点）、製陶所（２点）、かご製作所（２点）、レンガ屋根（１点）、穀物倉庫（１点）、鴨の池（１点）、鯉の池（１点）
盤面点計	42点
家族	５（15点）
家	石家２（４点）
畑	６（４点）
小麦	８（４点）
野菜	２（２点）
柵	６マス３区画（３点）
柵内厩	２（２点）
羊	１（１点）
豚	５（３点）
牛	６（４点）
空き地	０（０点）
盤外点計	28点
進歩点	13点
ボーナス点	族長の娘（３点）、家具製作所（２点）、製陶所（３点）、かご製作所（１点）、搾乳台（３点）、→他人の代官（３点）
合計	70点（１位　70、62、48、45、43）

愛人と農場管理がいたので増築は必要なしに。３人目愛人とはやや相性の良くない１番手だったため、１ステージ中に愛人が出せればいいやと人形使いスタート。下家に踊り手職訓代官檻がいたため、人形使いが序盤からバリバリ活躍、MVPの働きを見せた。

ポイント１、かまど最優先

食料ブーストがないため、序盤はかまどを最優先。人形使いの予想以上の活躍に１ステージは飯行動が大半になったが羊を焼いてなんとか凌げた。

ポイント２、２ステージ前後で資源をかき集める

他人が増員で忙しい２ステージ前後で木４に３回、レンガ４、レンガ６、石３と資源をかき集めることができた。

ポイント３、食料計画は柔軟に、工場独占

食料補助がないため、当初の計画では柵を早めに引いて投げ縄も使いながら家畜を繁殖させる予定だったが、２ステージでかき集めた資源と、早めに出せた工場主のおかげで他人が増員で忙しい間に改築ついでに工場を独占できた。他人からレンガ置き場も出てきたこともあり、かまど＋工場で食べていくことに変更。結局投げ縄も調理場も使わずに済んだ。柵は早めに引き、家畜はしっかり増やして盤面点強化に繋げた。

他人のカードも上手く利用できた結果、70点の大台を超え、石家５軒ヴィラまで出した職訓下家の62点を上回り１位を取れた。

愛人農場管理が揃ったことと、人形使いの働きっぷりが大きいが、鋤鍛冶で家２軒で空いた盤面を埋め、族長の娘と搾乳台で勝利点を稼ぎ、家２軒のデメリットに対応できたのが良かった。

おわりに

今回は愛人を使った参考棋譜を掲載しました。強いんだけど使い方に悩むことも多い愛人ですが、毛嫌いせずにぜひ使ってみてください。