富士の麓でボードゲーム日記

おすすめのボードゲームの紹介や攻略をしています。

【ボドゲ攻略】アグリコラ 小進歩評価(Cクラスその2)

今回は小進歩評価Cクラスその2です。

69 イチゴ花壇

f:id:pompompom3:20190504211721j:plain

条件:野菜畑2
コスト:なし
勝利点:2点
効果:これ以降3ラウンドのスペースに食料を1つずつ置く。これらのラウンドのはじめにその食料を得る。

評価:ノンコストで勝利点2は魅力的だが、条件の野菜畑2を満たすのがつらく、通常は出せるのが最終ラウンド近くになってしまう。食料はもらえればおまけ程度。

 

76 くまで

条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時に畑が5つ以上あればボーナス2点を得る。くびき・馬鍬・地固め機・鋤類のいずれかを出していれば畑が6つ必要。

評価:木1とコストは安いが、単体ではボーナスを得られるかどうかは展開次第のため、ボーナスが確定してから出したい。鋤車や耕運鋤があれば畑6はまず満たせるし、畑を増やす職業がある場合も先出しでもいいかもしれない。

77 牧人の杖

条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:4スペース以上の牧場を新たに囲むたびに、その牧場に羊2頭を置く。

評価:能力を生かせるのは最大で2回、しかしその際は牧場の数が少なくなってしまう。先に4スペース以上の牧場を作った後、もう一度柵のアクションで区切れば牧場4区画も可能だが、その場合は1回起動。木1で羊2と考えればそこまで悪くはないが、木8を使って柵を作らないと効果は発動できないため、序盤で効果を得るのは難しく、せっかく羊2頭もらっても収穫で増やす機会が限られてしまう。

79 木材荷車

条件:職業3
コスト:木3
勝利点:なし
効果:アクションで木材を取るたびに、追加で木材2を得る。(5人プレイの葦石木では使用不可)

評価:木は常に必要なため効果は強いのだが、職業3が重くてなかなか早く出せない。これを出した後3回使えたとしても木3しか得していない。5人プレイの葦石木で使えないのも難。どれだけ早く条件を満たせるかが勝負。

82 木のクレーン

条件:なし
コスト:木3
勝利点:1点
効果:ラウンド5-7とラウンド10-11で登場する「石材1」のアクションのたびに、追加で石材1を得る。そのとき食料1を払えば追加分が石材1から石材2になる。

評価:効果は強力だが、木3のコストは少々きつい。食料を払って2つ目の石を取るなら計算してそれを全て有効活用したい。

83 林道

条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:最も価値の高い道を持っている人(自分以外の場合も)は得点計算でボーナス2点を得る。

評価:木1で勝利点2はかなりの効率。ただ、舗装道路は石5と重いうえボーナス込み4点と効率が悪いためまず出ないが、レンガ道は出る可能性が高いので、ドラフトの場合はレンガ道が回っていないかしっかりと確認しておきたい。

85 調理コーナー

条件:なし
コスト:調理場を返す
勝利点:3点
効果:以下の品をいつでも食料にできる。野菜:4 羊:2 猪:3 牛:4 「パンを焼く」のアクションで、小麦:3

評価:調理場があればノンコストで2点。かまど系は暖炉系と違って勝利点が1しかないのが残念だが、それを補えるのがよい。野菜の効率アップも野菜を食べる方針であれば役に立つ。これをドラフトで取ったら調理場はかならず確保したい。

87 かめ

条件:なし
コスト:レンガ1
勝利点:なし
効果:誰かが井戸を作るか村の井戸に改良するたびに、他の人は食料1、自分は食料4を得る。(すでに井戸がある場合はカードを出したときに得る

評価:井戸は誰かは作るのでまず稼働はするが、他の人にも食料が入ってしまうのが難。ぜひ井戸も自分で取って、出来れば村の井戸コンボで使用したい。コストがレンガ1なので、レンガ貼りやレンガ職人と相性がいい。

92 堆肥

条件:家畜2
コスト:なし
勝利点:なし
効果:収穫しないラウンドの最後でも、全ての畑から小麦1か野菜1を取ることができる。(収穫する場合は全ての畑から収穫しなければならない)

評価:毎ラウンド収穫という効果は魅力的だが、家畜2という条件が意外に重く、出せるのが終盤になってしまい効果を有効活用できないことが多い。小牧場などで早めに家畜2の条件を満たしたい。夢の庭師とのコンボをいつか実現させたい。

96 葦の交換

条件:なし
コスト:木2/レンガ2
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐに葦2を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)

評価:葦2があれば家が1軒建てられるので、あまった資材を活用したい。

97 畜殺場

条件:なし
コスト:レンガ2・石2
勝利点:2点
効果:他の人が家畜を1頭以上、食料にするたびにストックから食料1を得る。食糧供給フェイズでは手番が最後になる。

評価:コストは製陶所と同じ。製陶所と比べるとボーナスは取れないが、代わりに食料を得るために資源は必要なく、他人が家畜を食べれば食料が手に入る。他人任せになってしまうので食料は当てにしすぎると危険だが、製陶所と違って小進歩なので取り合いにならないのはいい。

102 動物園

条件:職業2
コスト:木2
勝利点:1点
効果:このカードの上に羊と猪と牛を各1頭ずつまでおくことができる。(このカードは得点計算で牧場に含めない)

評価:1匹づつ置いておけるので、最終的に家畜の種類が足らず、というのを防ぐことができる。ということは、小進歩のウマとは相性が悪い。また、このカードと厩を建てた後羊を2匹取って羊を増やせる体制を作り、猪が2匹取れたら羊を1匹このカードに残したまま猪を増やせる体制を・・・ということができる。ただ、家畜庭と同様あまり見ることのない小進歩ではある。

105 平地

条件:職業1
コスト:なし
勝利点:なし
効果:種をまくとき、畑2つに植えるようにしてこのカードの上に小麦2を植えることができる。(このカードは得点計算で畑に含めない)

評価:コストがないので、畑を耕す間がない時に役に立つ。小麦畑条件の寝室・わら小屋があるときには活用できるかもしれないが、最終的には畑の数に含めることはできないので、コンボカードがないときは素直に畑を耕して種を播いた方がいいことも。

107 建築用木材

条件:なし
コスト:石1
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐに、木材3を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)

評価:石が必要なのはややもったいない気もするが、5人プレイでは葦石木があるので使いやすい。石切りを持っている時にはノンコストで木3なので非常にいい。

116 穀物倉庫

条件:なし
コスト:木3/レンガ3
勝利点:1点
効果:ラウンド8・10・12のうちまだ始まっていないラウンドのスペースに小麦を1つずつ置く。これらのラウンドのはじめにその小麦を得る。

評価:小麦プレイでは小麦が手に入るのが少々遅いが、家畜プレイなら勝利点もあって畑種の出る12Rまでにノンアクションで小麦3が手に入れば十分な効果。ただ、コストが7Rまでに出すにはやや重い。

119 鉤型鋤

条件:職業1
コスト:木3
勝利点:なし
効果:ゲーム中1回、「畑を耕す」のアクションで、畑を3つまで耕せる。「畑を耕して種をまく」のアクションでは使えない。

評価:木3が重く、また畑種で使えないため、職業条件が1重くても折り返し鋤のほうが優秀。ただ、まあ他の鋤鍬と比較すればの話で、5人プレイは畑が取り合いになるため、鋤鍬系はどれも使える部類には入る。

123 木の宝石箱

条件:なし
コスト:木1
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時、家の広さが5部屋なら2点、6部屋なら4点のボーナスを得る。

評価:増築路線でないと6軒は厳しいが、木1でボーナス4点はすばらしい。ぜひ小屋大工、左官屋、建築士などと合わせて石の家6軒を目指したい。

124 くびき

条件:牛1
コスト:木1
勝利点:なし
効果:このカードを出すとすぐに、場に出ている全ての鋤類の数だけ畑を耕せる。(自分で出している分は数えない)

評価:評価はドラフトで鋤類のカードが回っているかどうかで全く変わってくる。条件の牛1があるため出すのは遅くなりがちだが、このカードを出した時に場に出ている鋤類の数なので、いずれにしろ使うのはなるべく遅いタイミングになる。コストは木1なので、鋤類が1枚でも回っていれば、取っておいて損はない。

128 調理場

条件:なし
コスト:かまどを返す
勝利点:1点
効果:以下の品をいつでも食料にできる。野菜:3 羊:2 猪:3 牛:4 「パンを焼く」のアクションで、小麦:3

評価:小進歩バージョンの調理場で、他人と争わず調理場を得られるのはいいが、かまどは取らなければ使えないので注意。小進歩で出せるため、改築大進歩では他の大進歩を取るといい。

129 穀物の束

条件:なし
コスト:なし
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐに小麦1を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)

評価:隣りに回ってしまうカードではあるが、小麦を取るに入らずに最初の種もみが手に入るのはよい。1ステージのスタPのおともに。

130 薬草畑

条件:野菜畑1
コスト:なし
勝利点:1点
効果:これ以降の5ラウンドのスペースに食料を1つずつ置く。これらのラウンドのはじめにその食料を得る。

評価:食料5は嬉しいが、野菜畑を準備しなければいけないので、序盤に野菜を手に入れられるカードがないと、最大の食料5を得ることは難しい。ノンコスト1点ではあるが、意識してプレイしないと条件を満たすことがやや難しい。

135 ウマ

条件:なし
コスト:なし
勝利点:なし
効果:ゲーム終了時、1種類の動物を1頭も持っていなかったら、ボーナス2点を得る。

評価:家畜はなかなか4点までするのが難しく、多く確保できたとしても2点か3点どまり。終盤で家畜を奪い合うくらいならいっそこのカードで1点(1種類の動物0匹でマイナス1点とこのカードのボーナス2点のさしひき)として、家畜を取る手数を他に使ってもいい。

136 柴屋根

条件:職業2
コスト:なし
勝利点:なし
効果:増築や改築で、葦1か2を同数の木材に変えられる。

評価:葦を使わなくていいのはいいのだが、必要な資材数は変わらず、木も重要な資材なのでそこまで強いカードではない。葦買い付け人や柄付き網で葦を独占する他人がいる場合や、レンガ貼り+レンガの柱コンボの際には光るものがある。

141 猪の飼育

条件:なし
コスト:食料1
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐに、猪1を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)

評価:食料1を使うのは残念だが、調理場があれば食料2プラスになるし、最終番で猪がなければ2点行動になる。

142 石車

条件:職業2
コスト:木2
勝利点:なし
効果:これ以降の偶数ラウンドのスペースに石材をそれぞれ1つずつ置く。これらのラウンドの最初にその石材を得る。

評価:職業2の条件があるので最序盤は無理だが、それでも石4~5は十分射程範囲なので十分使える。

143 石の交換

条件:なし
コスト:木2/レンガ2
勝利点:なし
効果:このカードを出したらすぐに、石材2を得る。(使用後は左隣の人にカードを渡す)

評価:木やレンガよりも石のほうが獲得しづらいため価値はあるが、このカードを使うためにスタPに入るのではなく、なにかのついでに使いたいところ。

おわりに

次回はひとつアグリコラ関係コラムを挟んだ後、職業評価Dクラスの予定です。
とりあえず、アグリコラカード評価は一通りやりたいと思います。