富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】「2019冬更新版」アグリコラ 職業評価(Bクラス)

今回はBクラスの職業評価です。

Bクラスはドラフト2~3枚目相当、S・Aクラスほどではないですが十分に使えるカードで、実戦でもよく場に出てくるカードとなります。

職業評価(Bクラス)

147 畑商人

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能力:「野菜1を取る」のアクションのたびに追加で小麦1を取る。このカードを出したときにストックから野菜1を得る。

評価:「野菜1」起動なので中盤からしか活躍できないが、カードを出した時に野菜1が手に入るので実質職業で手番を無駄に費やしていないことになる。また、1個ではあるが序盤に野菜が手に入ることを活用することもできる。中盤からしか活躍できないということは、逆にいえば中盤に出せればいいということなので、序盤に出す必要のあるカードと相性がいい。同様に小麦プレイより家畜プレイの方が相性がいい。それぞれ1回起動するだけなら畑商人は小麦1野菜2、露天商の女は小麦2野菜1なので、露天商の女と比較してもそこまで弱いわけではないが、露店商の女と違ってこれだけで食っていくのは難しいので注意したい。

 

150 パン職人

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能力:収穫のたびに「パン焼き可能」の付いた進歩カードがあれば、食糧供給フェイズのはじめにパンを焼くことができる。このカードを出したときに、追加アクションとしてパンを焼くことができる。

評価:パンを焼いて食べる場合、どうしても「パンを焼く」アクションを人に邪魔されてしまう危険性がある。しかし、このカードがあればその危険性がなくなり、かつ食料を得るためにする「種播きパン焼き」のアクションを節約できる。パン焼きに入らなくていいので終盤の畑種のアクションを有効利用できるのも非常に有効。ただ、できればこのカードは保険として持っておき、種も増やしながら「種播きパン焼き」アクションをしていくか、暖炉を取る際の追加パン焼きを利用出来た方が点数は上がるかもしれない。

159 家長

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能力:「増築」と「家族を増やす」が含まれるアクションを、他の人がすでに選んでいても行える。

評価:通常スタPを打ってでも奪い合う増築と家族を増やすアクションが、自分だけマイナーアクションになり最後の家族で入れるので強い。5人プレイの場合には増築・増員アクションがしやすくなっているためやや本来のメリットは薄れるものの、小劇場や職業2にもマイナーで入れるようになるので、職業を多く出したいプレイや、小劇場コンボが安定するというメリットもある。

166 庭職人

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能力:「日雇い労働者」のアクションのたびに、追加で野菜1を得る。

評価:調理場があれば日雇いで食料5のアクションとなる。食料基盤として序盤から活躍できるし、食料が足りている場合でも終盤では野菜を取るのアクションは奪い合いになりやすいので、マイナーアクションの日雇いで野菜を獲得できるのは強い。レタス畑や火酒作りなどとコンボするとより食料基盤が盤石となり、かまども暖炉もなくてこれだけで食料が足りてしまうことも。

172 族長

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能力:ゲーム終了時に石の家の1部屋につき1点追加ボーナス。このカードを出すには、追加で食料2が必要。

評価:食料2が必要なのは残念だが、石の家1部屋につき1点はボーナスとしては十分。大抵3部屋はあるし、増築戦略では出来る限り多くの石の家を建て、ぜひこのカードを出したい。木骨の小屋やヴィラは石の家を作るのに石が必要な上、さらに小進歩を出すのに石が必要となるため、両方を使おうとすると石の家があまり多く建てられないが、族長の場合は石を必要としないので全力で石の家を増築することができる。

173 族長の娘

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能力:他の人が「族長」を出したら、コスト無しでこのカードをすぐ出すことができる。ゲーム終了時に石の家なら3点、レンガの家なら1点を追加で得る。

評価:他の人が「族長」を出して、で出せることはほぼないが、石の家にすれば単体で出しても3点なので十分な効率。出すのも最終盤に出せばいい。族長と比べると石の家の勝利点が3点どまりということだが、極端な増築戦略でなければ、石の家はせいぜい4軒なので、食料が少なくてすむ分こちらのほうが出しやすい。また、石の家2軒でも3点取れるので愛人との相性がいい。

175 柵管理人

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能力:柵を1つ以上置くたびに無料でさらに3つ置くことが出来る。(柵は牧場を完全に囲む形でしか置けない)

評価:柵のアクションのたびに木3節約は柵系の職業の中では最高峰の効率。柵は大体2回は入るので、その2回分の木6節約するだけでも十分にメリットはあるだろう。柵関連の職業は結構あるので、それとコンボを組んでもいい。ただし、小進歩の木挽き台とは相性が良くないので注意。

176 木こり

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能力:アクションで木材を取るたびに、追加で木材1を得る。

評価:木を取るアクションは何回もするので、追加木材1であっても序盤にだせれば結構な数の木材を稼げる。5人プレイの場合葦石木で効果があるため評価大幅アップ。

181 コック

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能力:収穫で食糧供給フェイズのたびに、食糧2を食べる家族は2人だけになり、残りの家族は全員食料1で満足する。

評価:増員しやすい5人プレイでは、食料10程度は稼いでくれる。とにかく早く増員すればするほどこのカードのありがたみを実感できる。増築増員戦略をとる場合はぜひ欲しいカード。チャリンコプレイのおともに。

189 君主

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能力:ゲーム終了時に、各カテゴリーで4点まで到達すれば、それぞれ1点のボーナスを得る。(柵で囲まれた厩を4つ以上作った場合も含む)

評価:4点まで行けば+1点は非常に分かりやすい。君主でボーナスを狙う場合は農場点で高得点を狙うことになり、ベースの基礎点が高いところで、さらに君主で底上げをすることになる。君主を取った場合は柵補助や畑補助、種補助、家畜補助となるカードを確保しておきたいが、あくまで君主は得点カードでブースト効果はないため、強力なカードは無視せずしっかりとおさえていきたい。また、特に鋤鍬を使う時など木が不足しやすいので木は重視しておこう。ボーナスの目標は畑、柵、野菜は確実におさえ、小麦や牛も比較的取りやすい。猪や厩も補助カードがあれば狙えるが、羊は飼う場所がかなり厳しく羊を優先すると牛や猪の飼える場所が減ってしまう可能性もあるため、基本的には羊は狙わない方がいいだろう。 

191 左官

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能力:石の家が4部屋以上になったら、1回だけ好きなときに1部屋を無料で増築できる。

評価:発動できれば3点アクション+5人目の家族を増員可能。石の家4軒にするのがやや大変。5人目増員のためになるべく早く発動したいので、発動前に進歩で石を使うのは節約したほうがいいかもしれない。できれば族長やヴィラなどを一緒に出してボーナスを得たい。

192 パトロン

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能力:これ以降職業を出すたびに、食料2を得る。この食料は今出した職業のコストの支払いに当てても良い。

評価:通常は食料を稼いでから職業を出すが、逆に食料が増えるというのはいい。ただし、得られるのは食料2なので、増えても食料1程度。食料供給手段としてはあくまで補助レベルではあるので注意。調子に乗って役に立たない職業を出していると無駄な手番を消費することになるので、職業訓練士等とコンボできると強い。

194 鋤職人

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能力:石の家を持つと、毎ラウンドのはじめに食料1を払って畑を最大1つ耕すことができる。

評価:食料1でノンアクションで畑を耕せるのは強いが、ある程度ラウンドを残した状態で石の家にできるかどうかがネック。普通にプレイしていてはあまり活用できないので、石の家コンボ専用の戦略をとる必要がある。牛車などと違い、増やせる畑に上限がないので、早い段階で石の家にできれば一切畑アクションをしないで畑4点まで整備できる。確実に畑1を増やせるという点ではある意味通常の家族より優秀な家族が一人増えるのにも等しい。個人的には石の家系では一番強いと考えている職業。

196 キノコ探し

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能力:アクションスペースにある木材を取るたび、その中から1つ取らずに残して代わりに食料2を得ることができる。

評価:木材1を残さないといけないが、食料2は大きく十分な食料補助となる。残した木1を次ラウンドで自分が取れればデメリットも軽減される。木を取った回数だけ得をするので木を積極的に取って、小進歩や増築に積極的に使用していきたい。イチゴ集め同様、3ステージ以降は他のメイン食料基盤を整備して、キノコ探しの食料は補助としたい。

198 ネズミ捕り

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能力:ラウンド10・12に他の人は全員、新しい家族のうち1人を置くことが出来ない。このカードは9ラウンド終了時までにしか出せない。(「新しい家族」とは3-5番目の家族の事を指す)

評価:純粋な邪魔カードに見えるが、相手の家族が減る分、場に有用なアクションが残りやすく自分にも十分メリットがある。特に相手の家族が3人体制だった場合は相手に与えるダメージが大きい。9Rまでに出せばよいのも〇。

200 修理屋

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能力:木の家をレンガの家にせず、直接石の家に改築できる。

評価:部屋の数分のレンガと葦1、および1回分の改築のアクションが不要となるので大分手数を圧縮できる。石の家戦略を取る場合に大幅に手数を節約することができ、その分石の家に早くできて石の家系職業の起動回数が増やせるので石の家戦略を取る場合にはぜひ欲しい。そうでない場合も必要資源数削減と改築一手減できるので役に立つ。レンガの家で増築する場合、レンガ張りレンガ柱コンボなどの際には相性が悪いので注意。

212 踊り手

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能力:「小劇場」のアクションのたびに、食料が1-3しか置いてなくても食料4を得る。

評価:単体では所詮食料を稼ぐだけ(それでも食料4は十分な性能だが)なので、これだけあれば勝てるカードではない。他の小劇場系のカードとコンボしたときが強く、食料が1しか溜まっていない場合、他人はただ邪魔するだけに小劇場に入るのは厳しい。一方自分は踊り手の効果で食料4を得ながらコンボとなるカードの効果を適用できる。ドラフトで小劇場系の職業が多く回っていたら最初に取りたいカード。5人プレイの時は小劇場のアクションで増築もできるため他人に入られるのに注意。その際、家長があれば問題なく入れる。 

226 庭師

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能力:野菜畑から収穫するたびに、野菜を畑からではなくストックから取る。畑の野菜はそのままにしておく。

評価:調理場を持った状態で野菜畑2を作れば野菜4点を維持しつつ毎収穫時に食料6入るため一気に食料事情を解決できる。このカードを使うときは他の手をを少し遅らせてもこの体制を早めに整備しないと結局使えずに終わる。

228 商人

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能力:「スタートプレイヤー」のアクションを選ぶたび、小さい進歩の後にもう一度小さい/大きい進歩ができる。

評価:スタPを取りながら大進歩が取れるのが強い。ただし、先に小進歩を出さないと効果が使用できないので、軽い小進歩を何枚かドラフトで確保しておきたい。そのため、大進歩を小進歩にするカード(パン焼き桶や工場主など)と相性がいい。販売人と違って追加のアクションにコストが必要ないのがいい。 

234 材木買い付け人

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能力:他の人がアクションで木材を取るたびに(同意無しに)木材1を食料1(最大1つまで)で買い取れる。

評価:他の買い付け系と違ってラウンド中何度でも買い付けでき、食料が豊富にあれば毎ラウンド木3買うことも可能。他人への妨害効果も高い。葦と同様、木材も貴重な資材なので、このカードは強いが、飯をどう工面するかが課題。旋盤職人とのコンボは全員がロースコアになるだけで自分が勝てるわけでないのでおすすめしない。

235 木材集め

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能力:これ以降の5ラウンドのスペースに木材を1つずつ置く。これらのラウンドのはじめにその木材を得る。

評価:木材5は他の木材を増やすカードと比べても効率はそこそこ。効果はシンプルだが小進歩にも増築にも柵にも活用できるのでどんな場面でも役に立つ。ただ、5人プレイでは木4のアクションがあるため、そこが空いていればまずはそちらを使おう。

243 レンガ貼り

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能力:進歩と改築はレンガ1つ少なくできる。さらに増築はレンガ2つ少なくできる。

評価:大進歩にも使用できるのでかまどや暖炉のレンガをカットできるのはありがたく、木に比べると数は限られるがレンガを使用する小進歩にも使える。増築はレンガ2少なくできるので、レンガ増築にも活用できる。ただ、単体ではそこそこの能力で、このカードの真価は一部のコンボが非常に強力な点。レンガの屋根とコンボした場合には藁小屋と同様に増改築に葦が必要でなくなる。また、レンガの柱とコンボした際は木1葦1でレンガの家が1軒建ち、アグリコラでも最強クラスのコンボとなる。

244 居候

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能力:このカードを出した次の収穫を完全にスキップする。

評価:種の収穫や家畜が増えないのはさみしいが、食料を完全にカットできるので保険としても、攻めにも使用できる。使うのは序盤のため種の収穫や家畜の増加の見込が少なく、かつ家族を増やした直後で食料がキツイ2ステージの収穫か、最も削減できる食料の数が多く、種の収穫ができなくても支障がない6ステージの収穫がおすすめ。

246 乳搾り

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能力:収穫のたび、畑フェイズで牛1/3/5頭がいれば、それぞれ食料1/2/3を得る。ゲーム終了時に牛2頭につき1点ボーナスを得る。

評価:4人以下のプレイでは牛が出るのが終盤になるためあまり活用できないが、5人プレイのときは序盤から牛を手に入れられるため、うまく活用できればかなり強い。例えば3ステージの収穫までに牛2頭とその後増えた牛の牧場スペースが確保でき、その後牛を食べなければ、牛が4点まで延び、食料8とボーナス点3点が手に入る計算となる。搾乳台とコンボすればさらに倍率ドン、だ。

249 人形使い

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能力:他の人が「小劇場」のアクションを行うたびに食料1を払って職業1を出せる。

評価:他人が入ってくれるかは分からずタイミングも相手次第ではあるものの、食料4程度たまれば小劇場に他人が入ってくれる可能性があるので、職業3枚程度は出せる計算。ドラフトで小劇場コンボが組める職業が回っていたら、それ以上の効果がありうる。職業訓練士と同様、職業に手数がかからないのは強い。

251 葦買い付け人

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能力:毎ラウンド、最初に葦をとった人に食料最大1を支払い葦1を(同意無しに)買い取ることができる。相手はさらにストックから食料1を得る。

評価:足を引っ張る買い付け系の職業の中では最もウザったいといっても過言ではない職業。自分にとってはノンアクション食料1で葦が手に入るのでアクション節約にもなるのがいい。ある程度食料が必要となることと、自分に取って余分となる葦を有効活用するため、かご製作所を取りに行きたい。

259 家畜追い

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能力:「羊1」「猪1」「牛1」のアクションを行うたび、食料1を払って同じ種類の家畜をもう1頭得ることができる。

評価:全ての家畜に対応しているのがよい。食料1は必要だが、調理場があれば食料的には使えば使うほどプラスになる。ただし、猪牛を食べてなんぼなので調理場は必須。5人プレイだと家畜アクションが空いていなくてあまり活躍できないことが多く、4人以下のプレイと比べ評価ダウン。一手目に家畜を取るのはあまり強くないが、5人プレイで場の飯が不足気味だと、一手目から家畜にいかないと家畜が埋まってしまうこともあり、かといって家畜を先に取れば他の得点行動が埋まってしまう、とうまくいかないことも多い。特に5人もプレイヤーがいると牛は一匹でも二手目まで残ってないことも多い。投げ縄とのコンボは強アクションとあわせて食料行動が取れるので非常に強い。

264 柵作り

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能力:他の人が柵を1-4本立てるたびストックから木材1を得る。5本以上立てれば木材2を得る。

評価:柵を建てるのは終盤になりやすいので、この職業から手に入る木材も終盤になってしまうが、5人プレイなら木8以上が得られ、得られる木材の量としては最高クラス。ただ、得られるのが終盤になってしまうため、この職業で得た木材を使って他人より後に柵を引くより、最終ラウンドでの厩や、家具製のボーナスなどに使っていくのがいい。

265 柵運び

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能力:現在のラウンドに6と10を足す。そのラウンドのスペースそれぞれに自分の柵を4本ずつ置き、ラウンドのはじめに食料2を払って4本全部を立てることができる。(木材は払わなくて良い)

評価:食料2×2が結構辛い点と、早めに出さないといけない点、すべての柵を活用するためには自分で1回柵を建てないといけないのは残念だが、木8を節約しながらアクションを必要とすることなく柵が建てられるので十分に使える職業。柵系の職業とコンボさせるのもいい。

275 ぶらつき学生

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能力:職業を出すときに、職業カードの手札から誰かに引いてもらって出すことができる。そのたびに食料3を受け取り、その職業を出すのに払ってもよい。

評価:職業を出す順番が重要でなければ食料をある程度稼ぐことができるカード。無駄な職業を叩いても勝ちにつながらないことが多いので、職業訓練士など職業の手数を減らすカードがない場合は無理に職業を叩かない方がいいが、職業条件の重い小進歩があるときは職業を積極的に叩いてぶらつきの食料で序盤をしのぎ、職業条件の重い強力なカードを出した後に一気に追い込みをかけることができる。

279 学者

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能力:石の家に住み次第、毎ラウンドのはじめに食料1で職業カードを出すかコストを払って進歩カードを出せる。

評価:毎ラウンドノンアクションで職業か進歩を出せるのでアクション数の節約とブースト効果がハンパない。出すのが遅くなりがちなのだが、早い段階で出せたらかなりの働きをしてくれるだろう。職業をノンアクションで出せる職業は全般的に強い。

283 木材運び

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能力:ラウンド8-14のうち、まだ始まっていないラウンドのスペースに木材を1つずつ置く。これらのラウンドのはじめにその木材を得る。

評価:後半に限り木7だが、木はある程度遅くなっても柵や小進歩で必要となるので一手で木7という資源量は十分に魅力的。最終ラウンドの前にも木が貰えるので、柵を遅らせるのではなく、厩や家具製のボーナスに使えるといい。

285 ブリキ職人

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能力:いつでもレンガを食料にできる。レンガ1につき食料1。誰かが井戸を作ればレンガ2につき食料3にできる。(村の井戸でも可)

評価:5人プレイではレンガ6のアクションがちょいちょいできるので、井戸作成後なら1アクションで食料9はメイン食料基盤にもなりうる。レンガ置き場があれば、食料6+レンガ1のアクションとなり強力なコンボとなる。製陶所もあればレンガだけで食べていけるようになるが、他人にレンガを取られる危険性もあるので、かまどぐらいは持っておいた方がいい。

290 レンガ職人

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能力:アクションで木材かレンガを取るたびに、追加でレンガ1を得る。

評価:得られるのはレンガ1だが、木に入ったときにレンガが得られるのが強い。5人プレイなら葦石木でもレンガが追加でもらえる。かまど+4軒改築程度のレンガならレンガのアクションに1回も入らず木に入っているだけで自動的に必要なレンガが溜まっている。また、レンガは大量にあっても使い道があまりないので、少量のレンガ数を調整して製陶所や小進歩に活用できれば効率がいい。終盤の木材アクションで取れるレンガを生かすために、製陶所は何とか手に入れたいところ。葦石木に2回入れば製陶所の材料がそろうので、最初の増築用の葦は葦石木で揃えたい。調理場必須の場合にはレンガに入っていきなりレン4調理場を取ってもいいが、他の職業と比べると一度に得られるレンガの数は少ないので、レンガを大量に使うより、レンガを取るアクションをほとんど取らずに必要なレンガを調達するほうがこの職業の本領発揮というところだろう。

293 鋤手

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能力:現在のラウンドに4・7・10を足す。そのラウンドのスペースにそれぞれ畑を1つずつ置き、これらのラウンドのはじめに食料1を払えばその畑を自分の農場における。

評価:食料が必要で、また、1ステージ中に出さないといけないものの、1アクションで畑3は優秀。1つ目は4R後とそこまで遅くないので、畑プレイでも家畜プレイでもどちらでも活用できる。畑がもらえるラウンド前には食料1は必ず残しておくように。

296 種屋

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能力:「小麦1を取る」のアクションで追加で小麦1を取る。このカードを出したとき小麦1を得る。

評価:穀物スコップと同等の効果だが、職業を出した時に小麦1が入るので実質職業に手番を裂かずに済むことと、小麦プレイ時の最初の種or暖炉確保時パン焼き用の種として丁度いい。

310 資材商人

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能力:このカードの上に下から石材・レンガ・石材・レンガ・葦・レンガ・木材を1つずつ順番に重ねる。一番上の品と同じものを他で取るたびに、一番上の品も得る。

評価:上半分の資材を確保できる順番が非常に優秀。木1はいうまでもなく、レンガはかまど確保や調理場に手が届く。葦1も増築に重要なので欠かせない。ただし、最序盤に出さないとかみ合わない。また、このカードはアクションで取る資源以外にも効果が適用するので、レンガ運びと石車をコンボさせたりすると、ノンアクションで後半のレンガ石材が余分に手に入ることとなる。ただ、普通に使うと後半のレンガ石材が織り交ざるところが取りきれない。石はいいがレンガは取りすぎてもあまりいい事がないので、レンガが織り交ざりすぎている。もし、レンガの代わりに木材だったなら、かなり評価があがっていただろう。また、1アクションで1つまでと制限されるかどうかは重要な点なので確認しておきたい。レンガ職人は非常に相性がよく、5人プレイの葦石木に入れば上から木・レンガ・葦が一手で手に入るうえ、後半のレンガ石材が織り交ざっているところも効率よく取ることができる。

312 柵見張り

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能力:毎ラウンド、アクションで建てた厩1つまでを、食料1を払えば柵で囲み、1スペースの牧場にできる。柵のコストの木材は払わなくて良い。

評価:厩のアクションに多く入らないといけないのが非効率ではあるが、食料1で厩付牧場ができるのは点数的にも家畜増産体制的にも強い。厩作りの面目丸つぶれ。できれば最初の増築前に出し、1軒目と2軒目の増築に合わせて厩を建てて2回起動させたい。それ以後は自分の牧場の最終型に合わせて厩を建てるか、大きく柵で囲むか選択しよう。4回起動で田型柵にする場合は、家か畑で空き地を埋める必要があるので注意。このカードで木が節約できるので、鋤車などは相性がいい。

Bクラスの職業は以上です。次はBクラスの小進歩です。