富士の麓でボードゲーム日記

おすすめのボードゲームの紹介や攻略をしています。

【ボドゲ攻略】アグリコラ 職業評価(Eクラス)

愛人にうつつを抜かして、間が空いてしまいましたが、
職業評価のラスト、Eクラスです。

149 パン焼き長老

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能力:自分が「パンを焼く」のついた設備を持っていれば、他の人がパンを焼くたびパンを焼ける。自分で焼くときは追加で食料1を得る。

評価:自分で焼いた場合の食料1はパワー不足。メインの効果は他人のパン焼きに合わせてパンを焼けるというもので、アクションを節約できるのはいいが、基本的に小麦プレイは効率が悪くコンボがなければやらないので、自分がレンガ暖炉を取って小麦プレイをするなら他に誰がパンを焼くのか。小麦車回せば調理場で焼いてくれる人がいるかもしれないが、パン焼きがメインの食料供給となっているなら、飢える可能性のある食料供給を他人次第とするのは危うい。

 

155 パン屋

能力:誰か(自分も含む)がパンを焼くたびに、食料にした小麦1つにつき食料1を得る。

評価:これもパン焼き長老と同じで、自分がパンを焼く場合に他人のパン焼きは期待できない。自分が焼く場合、小麦1つにつきなので、調理場が何個でも焼ける石の暖炉と化すが、調理場で小麦を3つも焼くのは小麦車以外ではありえないだろう。

158 旋盤職人

能力:いつでも木材を食料にできる。木材1につき食料1。

評価:食料2では強すぎたとはいえ、食料1ではあまりに効率が悪すぎる。また、木は多く取れるが、多方面に多く使う必要のある重要な資材であり、食べてしまっていては勝利点が伸びない。木材買い付け人と合わせて使うと他人を貶め自分も一切楽にならないという世界恐慌が味わえるだろう。

203 羊飼い

能力:収穫で繁殖フェイズのたびに、羊4頭以上あれば、子羊1頭ではなく2頭得る。ただし子羊のための場所が必要。

評価:羊が一気に増やせるが、繁殖のための牧場を整備するのがきつい。まず4頭入るスペースを作るだけでもきつく、さらに2頭入るだけのスペースを確保するには木8が必要となる。頑張っても所詮羊数匹分得するだけである。

216 家畜守

能力:同じ牧場の中に羊・猪・牛を飼える。自分の牧場全てに適用する。(ただし森の牧場を除く)

評価:あったら便利そうに感じるが、活用できる機会は少ないし、ブーストにはならないので価値は低い。進歩重視などで減点回避のために9マスの大きな牧場をつくらないといけない場合は便利。その場合、牧場の数が減ってしまう点はかいば桶とコンボさせて解消したい。

224 畑作人

能力:他の人が種をまくたびに3人ゲームでは小麦1、それ以外は食料1を得る。

評価:畑種はまず使うので3回は起動するが、通常の種まきは1ステージで1回あるかないか。食料1では明らかにパワー不足。3人プレイでは小麦3が鉄板なので少し役に立つ。ああ、自分で畑種取ったら起動しないです、残念。

230 穴掘り

能力:3人ゲームから「レンガ1」を追加する。その上にすぐにレンガ3を置き、各ラウンドのはじめにレンガ1をその上に置く。このアクションを使う人から食料3をもらう。

評価:レンガ置き場と違って食料3は重すぎて相当溜まらないと他人は取らないと考えていい。基本的には1回きりのどこまで貯められるかのチキンレース。レンガ6くらいではもったいないのでレンガ9くらいは目指したい。毎ラウンド1しか積まれないので取るまで時間がかかることと、他人に取られると自分へのメリットが弱すぎるため、他のレンガが降る職業を使うか、素直にレンガ6のアクションを取ったほうがいい。

247 精肉屋

能力:いつでも家畜を以下の割合で食料にできる。羊:1 猪:2 牛:3

評価:最速で家畜を食料にできるようになるが、羊が食料1では効率があまりに悪すぎて使えない。猪や牛ならかまどと同程度にはなるが、中盤以降でないと使えないので普通にかまどか調理場を取りたい。

253 猪猟師

能力:アクションで木材を取るたびに、その中から2つ残して代わりに猪1を得る。

評価:木材を2つも残すのは厳しすぎるし、猪が大量にあってもそこまでいいことはない。木4を取れば木2残して木2猪1が取れるので、骨細工の相棒にどうぞ。

254 馬手

能力:石の家に住み次第、毎ラウンドのはじめに厩のアクションに家族を置かずに木材1で厩1(最大1つまで)を建てられる。

評価:石の家系の中では最弱。柵と比べると厩はそこまで重要ではない。木材1が必要なのも残念。ただ、柵見張りとコンボできれば木1食料1で厩付きの1マスの牧場が毎ラウンドノンアクションで建てられるのでかなり強い。

272 梁打ち

能力:改築でレンガ1や石材1(最大1)を木材1で代用できる。増築ではレンガ2や石材2(最大2)を木材1で代用できる。

評価:木材も常に必要となる資材なので、最大1までということもあり改築時のメリットはほとんどない。増築では資源総数が減るが、単体ではレンガの家でもレンガ3木1葦2が必要なのでメリットはほとんどない。他の職業や小進歩とコンボすればまだ使いようはあるがそれでも大工などのほうが優秀。梁打ち+大工+石切り+藁小屋(又はレンガ貼り+レンガの屋根)があれば石の家が木材1で建てられる夢のコンボが実現するる。弱い分、2週目でも残っている可能性は高いため、増築コンボにコンボを重ねる場合はありか。単体では他の職業に遠く及ばない。

286 小農夫

能力:家畜2頭分だけの牧場に3頭飼えるようになる。持っている畑が全部で2つ以下なら、種をまくたびに小麦か野菜が1つ増える。

評価:家畜が3頭入るようになるのはいいが、そもそも木4で牧場を作る必要があり、1頭余分に入るだけだ。また、種が増える効果は多くの畑に一気に種を播いたときこそありがたいが、2つの畑に播いたときではなく、畑が2以下のときしか発動しないのが使い勝手が悪い。畑の効果を使うだけなら畑農が完全上位互換だが、畑農でも弱い職業なのでこちらがもっと弱いのはいわずもがな。

304 獣医

能力:このカードを出したとき白いマーカー4、黒いマーカー3、茶色のマーカー2を取って袋の中に入れる。各ラウンドのはじめに2つ引く。同じなら1つを袋に戻して、同じ色の家畜を1頭得る。同じでなければ2つとも袋に戻す。

評価:いくらなんでも運任せすぎる。なによりめんどくさい。ただでさえゲーム時間の長いアグリコラでさらに時間をかけたくない。他人の手番で先に引いておけば時間のロスは抑えられるが、引き忘れに注意。

342 猛獣使い

能力:「小劇場」で取った食料ですぐに家畜を入手できる。羊1頭につき食料2、猪1頭につき食料2、牛1頭につき食料3。

評価:そもそも小劇場に食料が溜まっていないと意味がないし、羊だと食料的には+-0、猪牛でも食料にする分には食料+1にしかならないので微妙だが、食料4溜まって猪2頭セットが取れれば強そう。自分が人形使いなら、どちらに転んでもうまいかも。踊り手で得た食料4を家畜変換に使うのは不可だが、家畜返還後に踊り手の効果で食料4を得られるかは要審議。

おわりに

次はカード評価ラストの小進歩評価(Eクラス)です。