富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】アグリコラ 50点超えを目指して4~2点以上の行動の受けを増やす~

今回はアグリコラ50点超えを目指して第4回、2点以上の行動の受けを増やす、です。

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概要

ゲーム終盤で、資材をこれから確保する必要があるという状況で、改築を目指した方がいいか悩んだことはないだろうか。どちらがいいかはその時々によるが、結果として最終ラウンドで点数行動になるアクションがなくなってしまい無駄に食料や資源を集めて終わった場合は改築を目指しておけばよかったとなるし、畑守を出していて2点以上の行動をし続けられたのなら改築は必要なかったとなるだろう。

アグリコラのボードを見て貰うと様々なアクションが描かれているが、この全てのアクションが常に行える訳ではなく、家族小進歩や改築のように、条件を満たしていないと取れないアクションも多い。また、最終盤ではアクションできても得点に繋がらない選択肢も出てくる。5グリでは特に全員の家族が増えている終盤では思うようにアクション出来ないのが通常なので、得点効率の良いアクションを知った上で、得点行動になるアクションの選択肢を増やしておくことが、前回までの話で増やした得点行動の手数を有効に活用するための方法となる。

 

畑・種 

2つ目 3点
3~5つ目 2点
1つ目、6以上 1点
小麦
1つ目 2点
4、6、8つ目 1点
1播き 0点
2播き 2点
3播き 3点
野菜
1つ目 2点
2~4つ目 1点
1播き 1点
2播き 2点

畑は点数効率が非常にいい。畑自体の点数効率も非常にいいが、畑を耕しておくことで、種パンのアクションも得点行動の選択肢に入れることができるようになるので覚えておいてほしい。
村長が出ない場であれば、空き地を無理に大きく広げた柵や厩で埋めずに、最終ラウンドに2点行動の選択肢を増やすために空き地のまま残しておくのも一つの手。

小麦は点数効率は野菜と比べて良くない。基本的には1つだけ蒔いても小麦1→小麦3で点数が変わらないので、1回しか種まきをしないなら2つ以上同時に蒔くか、野菜の方を蒔いたほうがいい。

野菜は点数効率はいいが、直接取っても蒔いても増える量は変わらないので、蒔くなら2つ一緒に蒔くか、一緒に小麦を蒔きたい。

3ステージまでに畑2と小麦、野菜を集めて種を蒔くと、5ステージの収穫で種が全て収穫でき、追加で畑2を耕しておいて、6ステージで畑種をすれば種を全て蒔いて畑点種点とも4点となり、8手20点、一手2.5点行動と何も補助カードがなくても非常に効率がいい手が打てる。3ステージまでは増築増員で忙しく、なかなか5手を回すのは大変だが、上手く狙えれば狙っていきたい。

5ステージで畑種のアクションが出るので、これを活用できるよう、少なくとも4ステージまでに畑1と小麦、野菜は準備しておきたい。その状態で5ステージで畑種ができれば、6ステージで小麦1を取っても、小麦を蒔いても小麦が1点追加になるので、得点行動のアクションの選択肢が増える。1点ではあるが、小麦1も種パンも状況によっては最終ラウンドでも人気のない場合もあるので、後ろの方の家族のアクションとしてできればいい。5ステージまでにもう1つずつ畑と麦を持っておけば、+2手で+4点となるのでそのあたりは5ステージまでに自分がやるべきことと、最終ラウンドに自分がやるべきことを考えて行動したい。

家畜 

1匹目 2点
5Sで0⇒2匹 3点
5Sで1⇒2匹 1点
1匹目 2点
6Sで0⇒2匹 3点
6Sで1⇒2匹 1点
1つ目 2点
5Sで1⇒2匹 2点
6Sで0⇒2匹 3点
6Sで1⇒2匹 1点
1つ1点となる野菜と比べて、家畜は基本的に2つ増えて1点増と、1匹ずつ取っていると得点効率としてはあまり良くない。ただ、食べてしまわなければ収穫毎に1匹ずつ増えていくので、それを考慮すると得点効率のいいタイミングが見えてくる。
ただし、厩や柵がなければ、飼えるのは家に1匹だけとなり、羊1、豚1、牛1、羊飯の4つのアクションが得点行動の選択肢から除外されてしまうことになるため、遅くとも5ステージのできるだけ早い段階で厩か柵を引いておくようにしたい。
羊は点数としての効率はやや良くない。他の家畜と比べると2匹同時に取りやすくはあるのだが、高得点を取るには飼うための場所が広く必要になるためだ。5ステージで2匹同時に取れればその後の繁殖で増えて3点行動となるので取りたいが、1匹ずつ取ると最終ラウンドで2匹にしても点数が増えないので1匹いれば良しと考えてもいい。ただ、織機がある場合は早めから増やして6匹までは増やしたい。
豚は羊よりは得点を取りやすい。5ステージまでに1匹いれば、最終ラウンドで1匹増やせば収穫でさらに1匹増えるので1点行動にはなる。早めに柵が整備されていれば、豚が登場したラウンド(8か9)にスタPを取ると、次のラウンドで豚2が取りやすく、そこから食べなければ3点のカテゴリーまで繁殖してくれる。織機や搾乳台のようなボーナス点のあるカードが豚にはないのが残念。
牛は2匹同時に取れることはなかなかないが、5ステージまでに取れば最初の1匹目は2点行動、次の2匹目も繁殖で3点のカテゴリーまでいくので2点行動となるのが非常に良く、得点効率としては家畜の中では最も優れているといえる。乳絞りや搾乳台があれば、ボーナス点に繋がるのもいい。

厩・柵 

2軒 2手2点(1点) 木4、厩
4軒 3手4点(1.3点) 木4、木4、厩
1マス4本 2手3点(1.5点) 木4、柵
2マス6本 3手4点(1.33点) 木3、木3、柵
2マス7本 3手5点(1.66点) 木4、木3、柵
4マス8本 3手6点(2点) 木4、木4、柵
4マス10本 4手7点(1.75点) 木4、木3、木3、柵
4マス12本 4手9点(2.25点) 木4、木4、木4、柵
6マス12本 4手9点(2.25点) 木4、木4、木4、柵
6マス13本 5手10点(2点) 木4、木4、木3、木3、柵
6マス15本 5手11点(2.2点) 木4、木4、木4、木3、柵
※中列カッコ内は1手あたりの点数、右列はアクション例

厩は基本的に柵より点数効率が悪いため、柵を引いた上で作れれば追加で建てるか、増築と合わせて柵を引くのに支障がない範囲で(柵を引くための木材がなくなってしまわないように)建てるかだろう。増築と合わせて作れることと、柵と違ってバラバラの種類の家畜が飼えるのはメリットではある。
柵は木4のアクションが取れれば点数効率がいい。基本的に柵なしで勝つことは難しいため、柵事故には十分に注意したい。また、空き地を減らすことも大事だが、大きな牧場1つだけでは、家畜1種類+家にもう1種類1匹しか飼えなくなってしまい得点行動のアクションが狭まってしまうので、少なくとも2区画の牧場ができるようにしたい。

改築 

改築
レンガ3軒 3手3点(1点) レ3、葦石木、改築
石3軒 3手3点(1点) 石2、葦石木、改築
レンガ4軒 4手4点(1点) レ3、レ3、葦石木、改築
石4軒 4手4点(1点) 石2、石2、葦石木、改築
改築自体は1手1点程度の効率になるので、同時にできる大進歩・小進歩又は柵は必ず行えるようにしたい。
資材を集める必要のある改築よりも効率のいいアクションがあればそちらを優先するのもありで、また必ずしも石の家にまでする必要はないが、冒頭に記載したとおり、得点行動のアクションの選択肢が狭まってしまうことと、改築しないで最大何点まで取れてそれでトップが取れるのかはしっかりと考えておきたい。

大進歩 

大進歩
井戸 3手4点(1.33点) 石2、葦石木、大進歩
家具製作所 3手2点(0.66点) 木4、石2、大進歩
製陶所 3手2点(0.66点) レ3、石2、大進歩
かご製作所 3手2点(0.66点) 葦2、石2、大進歩
井戸は点数効率が良く、3手で4点のうえ、最大飯5が降ってくるので実質食料行動一手分が付いてきていると思っていい。
工場3種はこれまでにも話題に上げてきたが、やや効率の悪いカード点2点、収穫ごとの食料補助、最終ラウンドで資源が得点行動に、の3つの効果がある。カード点自体は一手0.66点と効率は良くないが、食料補助としての効果と、3つ目として最終ラウンドでの資源アクションが得点行動になるということがある。最終ラウンドで資源を取っても、それを使うアクションが次の手番まで残っているか分からないので基本的には取りづらいため、後ろの方の手番になってもアクションが残っていやすい。工場を持っていれば対応する資源を取ればボーナス点になる。家具製なら木3持っていれば木4で2点、製陶所ならレンガ3所持からのレンガ4で2点、かご製なら葦2所持からの葦3が2点行動になり、得点行動となるアクションの選択肢が増えるのがいい。
 
以上、基本的なアクションの得点行動と、得点行動の選択肢を増やすための行動について記載した。これに加え、手札の職業、小進歩を合わせて、終盤で平均して2点以上のアクションを取り続けることが目標となる。他人がなにをしたいか、も考慮しながら、どのアクションから実施していくかを考えて、自分の家族全員が最も効率の良い得点行動が取れることを目指したい。