富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】アグリコラ 50点超えを目指して3~食料に手を割かない~

今回はアグリコラ50点超えを目指して第3回~食料に手を割かない~です。

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メイン基盤と補助基盤

食料基盤の体制としては、
一手4飯(できれば5以上)のメイン基盤
毎回アクションをしなくてもいい補助基盤
を組み合わせると上手くいきやすい。

 

2つ以上の手段を組み合わせる理由は、

まず第一に4人以上の家族を一手で養える、一手飯8というような高効率はなかなかないというのが一つ。例えば4人家族でメイン基盤が飯4の場合、補助基盤が収穫毎に飯2であっても、ふたステージでの食料行動を4手⇒3手に減らせる。

第二には、食料を確保する手段が1つだけだと、たとえそれが非常に効率の良いものであっても、そのアクションを他人に取られると飢えてしまうというタイミングができてしまいかねないため。飢えないために終盤に初手で食料にしかならない手を打つのは非常に辛い。食料確保のためだけの手は出来るだけラウンドの後ろの方の家族で打てるとベストだ。

第三に、職業の効果でラウンド前に飯を払う必要のある畑や柵、家畜や野菜などが降ってくる場合や、飯が必要な職業のアクションをする際に少量の飯が必要なタイミングがあるためだ。少量でもアクション不要で降ってくる飯があると、少量の飯のために無理なアクションをする機会を減らすことができる。

メインとなる食料基盤

メインとなる食料基盤は、
〇かまど・調理場
〇パン焼き
〇その他
の三種類。
 
かまど・調理場は基本となる食料基盤で、職業等の補助がなければこれで食べていくことになる。出来れば毎回2頭以上取れるタイミングで家畜を取りたいが、家畜で食べていく人は多いのでなかなか難しい。羊飯は比較的マイナーなアクションで、安定して3飯は取れるがずっと1アクション3飯の効率では弱い。
かまど単体では最後まで食べていくことは難しいので、他の基盤が必要となる。
調理場は単体で最後まで食べていくこともできるが、他に補助基盤がなければ、家畜を繁殖させないと全員の家族が増えてくる後半では場の家畜を取り合うことになりじり貧になることも多い。また、豚牛野菜を多く食べる必要がなければ調理場が必須というわけではないので、かまどを調理場にする一手で他のことをする、(誰かがかまどを調理場にした後で)帰ってきたレン2かまどを取れればいいので調理場争いに参加して消耗するのを避ける、というようなことを考えていくと毎回調理場に頼らなくても食えていけるようになるので頭の隅に置いておいてほしい。
 
パン焼きは職業小進歩の補助がなければ効率が良くないので、基本的には補助カードがある場合に考える。全員が家畜を取り合っている時に一人だけパン焼きで食べていけるとベストで、パン焼きをする人が二人以上いるとかなり辛い。
序盤ではアクションがかぶりづらいが、終盤になってくると小麦1も種パンも入るプレイヤーが出てくる。なので、たとえ小麦車があっても終盤までに畑に種を蒔いておけば、小麦1のアクションを潰されるのを恐れることなく点数行動を優先できる。また、毎ステージで小麦を取る、パンを焼くの2アクションを食料行動のためだけにしていくのは効率が悪いので、早めに畑に小麦を蒔いて小麦が収穫ごとに得られるようにし、出来ればパンを焼くついでに空いている畑に小麦や野菜を蒔ければ食料行動兼点数行動になる。種パンアクションの保険としては、小進歩の暖炉を持っておくか、パン焼き棒などで種パン以外のアクションでパンを焼けるようにしておくといい。
レンガ暖炉のみでは4人家族を養うのは困難なので、石暖炉を追加で取るか、工場が欲しいところだが、石が辛い場などでは帰ってきたレン2かまどを取って、家畜も食べられるようにするのも一つの手。
パン焼きで食べるのは効率があまり良くない分、暖炉の勝利点が高めだったり、種を蒔く行動が点数行動にも繋がるので得点は得やすくはなっている。
 
その他としては、踊り手で4飯フラメンコ、小麦車+脱穀職人で小麦1アクションが飯9、井戸後のブリキ職人でレンガ6が飯9、庭職人・季節労働者+火酒作りで日雇い飯7、石持ち石切場で日雇い飯8など。これらは得られる食料も多いうえ、食料行動となるアクションが他人とかぶりづらく、食料行動をラウンドの後ろの方の家族で行いやすいので強い。ドラフトでコンボカードがあれば積極的に狙っていきたいが、それだけに頼ると場の流れや他人の予想外の動きでアクションを押さえられて窮地に陥ることもあるので、補助基盤は持っておいた方が終盤の勝負どころで生きてくる。

補助基盤

補助基盤は
〇家畜繁殖
〇工場(製陶所、かご製作所、家具製作所)
〇降り飯
〇その他
の4種類。
 
家畜の繁殖には柵か厩を建てて繁殖させるスペースを作る必要があるが、例えば3ステージまでに羊飯に2回入って羊を増やせれば、残る4回の収穫毎に羊1が手に入るので、2手で飯2+羊6、14Rで羊1匹残して全て食料にした場合は羊1+飯10となる。豚や牛も増やせるようになれば調理場があれば収穫毎に9飯得られるので食べるのには困らなくなり、食料が足りていれば家畜を食べずに増やしていけば点数行動にもなる。
 

工場は前回書いた通り、点数行動としてはそこまで効率の良いものではないが、食料補助としては収穫毎に食料に変えられるのは1つまでという制限はあるが、木4が飯8、レンガ3が飯6、葦2が飯6と一手で取れる飯の量としては効率がよいアクションができるようになる。

 

降り飯には様々なものがあるが、2つ以上重ねるなどして毎ラウンド飯2が得られるようにすると、1ステージ毎の食料行動を1手前後に抑えることができる。ただし、6ステージは1ラウンドしかなく、そこまで降り飯に頼ってきていると食料が不足する危険性があるため注意が必要。また、家族や改築のついでにノンコストの降り飯小進歩を他の補助基盤に加えて出すとより食料の手数を押さえることができるので、ドラフトで取っておいて損はない。

 

その他の食料補助としては、陶工などの収穫毎に資材1を食料にする職人シリーズがあるが、これは食料が不足する場合に保険に使う程度で評価はあまり高くない。食料としては工場と同程度だが、改築などと一緒に作れる進歩と違い、職業は一手使う必要があるため、他の職業と比較してしまうと評価は低くならざるをえない。あとは、アクションを取る必要はあるものの、パトロンなどの職業アクションで飯が貰えるものも補助程度にはなる。序盤ではその飯で食べていくこともできるが、3ステージ以降は厳しい。イチゴ集めやキノコ探しなども序盤はそれだけで食べていける。同じく3ステージ以降は他の基盤が必要とはなるが、木材を取るアクションは毎ステージ複数回行うことも多いアクションなので、そのついでに貰える飯はいい食料補助になる。

 

増員と食料の両輪が上手くいけば、手数を効率よく得点行動に回すことができる。ドラフトでは、他人へ回したカードも考慮した上で、今回何で食べていくのかを考えながら、出来高労働者や小売人などの食料を多く使う職業があるときだけでなく、普段から飯補助になる手札を意識して取っておくようにしたい。 

補足

漁や小劇場

漁や小劇場にはコンボカードが多くある。コンボを重ねれば結構な食料を稼ぐこともできるが、常に他人に入られる危険性があるため、コンボを組めたとしても帰ってきたかまどあたりを他の食料基盤として持っておきたい。小劇場は増築のアクションでもあるので、特に2ステージでは埋まりやすいので注意。