富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】アグリコラ 50点超えを目指して2~手数を出来るだけ早く増やす~

今回はアグリコラ50点超えを目指して第2回目、「手数を出来るだけ早く増やす」についてです。

 

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基本的な考え方

アグリコラで高得点を取る方法はシンプルに考えると
得点行動となる手数をどれだけ増やせるか
ということになる。
そして、手数自体を増やすためには
(増築にかける手数を減らし)出来るだけ早く増員すること
が必要となる。
また、増員した家族がしっかりと得点を稼ぐためには、
食料確保のための手数を極力減らし得点行動の回数を増やすこと
他人とのアクションの取り合いにより増やした家族が非効率なアクションを取らずにすむよう、効率のよい得点行動の選択肢を増やすこと
が必要となる。

 

早期増員の強さ

増築は非常に手間がかかり、何も補助がない場合、「木4」「木4」「葦2」又は「木4」「葦石木」「葦石木」+「増築」の4手が必要で、勝利点は空き地が埋まる分の1点でしかない。その後の「増員」で3点増えるが、それでも5手4点、一手0.8点と非常に効率が悪い。
しかし、その後の手数を増やすことができ、早い増員であればあるほど、効率のよい行動にすることができる。
      得点 行動に 使える 手数
増員時
のR数
増える
手数
追加で必
要な食料
1手
2飯
1手
3飯
1手
4飯
1手
5飯
1R +13手 12飯 +7手 +9手 +10手 +10手
2R +12手 12飯 +6手 +8手 +9手 +9手
3R +11手 12飯 +5手 +7手 +8手 +8手
4R +10手 11飯 +4手 +6手 +7手 +7手
5R +9手 10飯 +4手 +5手 +6手 +7手
6R +8手 10飯 +3手 +4手 +5手 +6手
7R +7手 9飯 +2手 +4手 +4手 +5手
8R +6手 8飯 +2手 +3手 +4手 +4手
9R +5手 7飯 +1手 +2手 +3手 +3手
10R +4手 6飯 +1手 +2手 +2手 +2手
11R +3手 5飯 なし +1手 +1手 +2手
12R +2手 4飯 なし なし +1手 +1手
13R +1手 3飯 なし なし なし なし
14R なし 1飯 なし なし なし なし
上の表は、増員アクションしたラウンドとその場合に増える手数及び追加で必要となる食料を表したもの。さらに右側は食料を得る効率が一手〇飯だった場合に、増やした手数のうち、得点行動に費やせる手数を表したものだ。
愛人や乳母を考慮して1Rから記載してあるがそれは例外的なものだろう。最速増員といわれる5Rで増員アクションができた場合に、食料確保の効率が一手4飯であれば、その増えた家族で6手を得点行動に費やすことができる。
この得点行動の効率を上げる必要があるが、一手2点行動であれば十分効率のよい手であり、一手1点以下ではあまり効率がいいとはいえないだろう。
仮に1.5点だとしても、増えた手数で9点分得点行動ができることとなり、5Rでの増員は5手13点行動、一手2.6点行動となる。もし得点行動を2点行動にできれば、5手16点行動、一手3.2点行動にもなる。早期増員の強さが分かってもらえるだろう。
増員の価値=「4点+(増えた手数-食料に費やす手数)×得点行動1手あたりの点数」/増築増員に費やす手数
となるので、
「増築増員に費やす手数」「食料に費やす手数」を減らし、「得点行動1手あたりの点数」を増やすことが増員の価値を高めることになる。
増築増員に必要な手数を減らすことができる職業・小進歩は基本的に強い。愛人や農場管理、乳母などだ。また、増築の際にネックとなってくるのが葦をどうするか。特に葦買い付け人や柄つき網が出てきた場合などは、葦の確保が厳しくなり、増員計画に支障をきたす。ドラフトでは葦をケアできるカードは優先的に確保したい。また、木の家で増築するなら、木をケアできるカードも重要だ。増築に大量に木を使って木材ブーストが何もないと、柵が引けなくなってしまいかねない。
そして、忘れてはいけないのは食料確保効率だ。増員と食料効率は両輪であり、どちらか片方だけ重視したドラフトやプレイングでは得点行動の手数を増やすことは難しい。本論の2項目として、次回は食料について記載したい。

補足

最速増員

早期増員を勧めているが、必ずしも5Rで増員する最速増員がとにかく強いといっている訳ではない。
最速増員したとしても、4人目の家族が遅くては結局変わらない。最速増員のために無理なスタPを打ったりすればなお効率は良くない。
ただ、やはり早く増員した方が有利ではあるので、3人目の増員が遅くなる場合には4人目は早く増やせるように2軒同時に増築することなどを念頭には置いておきたい。

チャリンコ

食料は日雇いや漁に通うなどして、とにかく先に家族を増やすプレイ、俗に言うチャリンコはお勧めしない。例えば庭職人+火酒づくりなど、マイナーアクションで食料を大量に確保できればまだなんとかなるが、漁や家畜を取ってそのまま食べるだけでは場の食料がどんどん枯渇してくるし、基本的に家族が多くなってくると最後の方にアクションをする家族は先にいいアクションは取られていて思ったような働きが出来ないからだ。
上の表を見てもらうと5Rで増員した場合、食料効率が一手2飯と5飯では得点行動に回せる手数が3手も違う。この表はシンプルにするためにあえて食料の端数は考慮していない。例えば10R増員の一手5飯では食料行動を2手で計算しているので4飯余る。その分を他の家族に回せば家族全員で得点行動に回せる手数がもっと増やせるはずだ。

部屋なし家族

部屋なし家族のアクションは増築に手数を使うことなく家族が増やせるので、単純に一手で3点(増築と異なり空き地は減らせないので家族の点数のみ)+残りラウンド数分の手数増となる。
増築に手数を割かないメリットは大きいが、出てくるのが12R又は13Rと遅く、手数増加効果はあまり期待できない。しかし、3勝利点+手数と得点効率は非常によいので得点行動として優先的に取っていい。ただ、13Rで取ると増えるのは1手に対し、必要な食料が3増えてしまうので、食料が不足している状況で、他人が皆5人家族になっていて家族を増やせないような状況ではあえて最終ラウンドでの-1飯3点行動として残しておき、他のやりたいアクションを取るのもありだろう。