富士の麓でボードゲーム日記

おすすめのボードゲームの紹介や攻略をしています。

【ボドゲ攻略】イスファハン攻略 前編

今回は前回紹介したイスファハンの攻略前編として、各公共施設とカードの評価をしていきます。

 

公共施設

f:id:pompompom3:20190923133153j:plain

パドック
コスト:ラクダ2
効果:ラクダのアクションでラクダを1つ追加で得る
評価:ラクダはキャラバンに積極的に出荷する戦略(キャラバン戦略)では常に必要になる。
スークを独占する戦略では相手の妨害に備えて常に1つは保持しておきたいが積極的に独占を崩してくる相手がいなければそこまで多くはいらないのでパドックまでは必要ないかと思われる。
ただ、ラクダは公共施設を建てる際にも必要なため、パドック以外に2つ以上公共施設を建てるならラクダ2回取れば元が取れ、公共施設の建設得点も得られるので早い段階で取っていきたいところ。
クレーンだけとか、バザールだけで足りるならばパドックを建てず少しでも早く目的の建物を直接建てた方がいい。

〇工房
コスト:金貨2ラクダ2
効果:金貨のアクションで金貨を2枚追加で得る
評価:金貨はラクダと異なり、公共施設を建てる以外の使い方が限定的なので常に必要となるものではない。
シャーの代理人を動かす際のマス調整はちょうど動かしたいだけのダイスの目が取れれば使う必要はないし、キャラバン戦略でなければシャーの代理人を動かす機会はほぼないし、頻繁に動かすなら金貨を頻繁に取るより公衆浴場を建てたいところ。
追加ダイスはスタートプレイヤーの時にしか使えない。
公共施設を複数建てる場合は早めに建てたいが、それ以外の場合では金貨を得点にするカードがあれば建てたら役に立つかというところで、積極的に立てるかどうかは微妙なところ。

〇公衆浴場
コスト:金貨2ラクダ2
効果:シャーの代理人を動かす際に金貨を払わずに3マスまで歩数を増減できる(更に金貨を払えば追加で1~3マス増減できる)
評価:キャラバン戦略でなければ建てる必要はほぼないと思われる。
その際も建てる順番としては一番最後になるか。

〇隊商宿
コスト:金貨3ラクダ3
効果:アクションでキャラバンに出荷する際に送られた商品1つにつきカードを1枚得る
評価:キャラバン戦略の要となる公共施設。コストはやや高いがなるべく早く建てたい。
上手くキャラバンに出荷できればカードがダブつくこともあり、溜め込み過ぎてもカードの山札がなくなってカードが引けなくなってしまうこともあるため、使いづらいカードを得た際にはカードを使ってアクションダイスを増やす効果も積極的に使っていきたい。

〇バザール
コスト:金貨4ラクダ4
効果:独占したスーク1つにつき追加で2点得る
評価:コストは高いが効果は非常に強力で戦略の核となる。バザールがある時には、駒が多く必要な高得点のスークより、駒が少なく独占しやすいスークを優先的に抑えていきたい。
クレーンもあれば最強タッグの完成だが、コストがかなり必要となり両方建てられた頃にはゲームが終盤に差し掛かってしまってどちらの効果も上手く使えないということもありうるので、まずはどちらかに絞った戦略を立て、ダイスの目やカードに恵まれたら狙っていきたい。

〇クレーン
コスト:金貨4ラクダ4
効果:アクションでスークに出荷する際に商品を1つ追加で出荷できる
評価:コストは高いが効果はもっとも強力。
クレーンがある時には、麻袋のエリアより、相対的に駒1つあたりの点数が高い上のエリアを積極的に狙っていきたい。
特に壺のエリアを攻めたい所で、スタートプレイヤーの際には金貨3枚払ってダイスを追加して壺のエリアのアクションを狙っていきたい。

カード

f:id:pompompom3:20190928222236j:plain
効果:ラクダ駒を3個得る(アクションではないためパドックの効果は発動しない)
評価:ラクダ駒はいずれの戦略でもあって困ることはないので使いやすい。
また、後ででてくる公共施設を建てる際にラクダ駒が不要になるカードと比較してもラクダ駒が1つ少ないだけなので、公共施設を建てる際のコストに利用したり、ラクダ駒を得点に変えるカードのコストとしても使いやすい。

 

f:id:pompompom3:20190928222536j:plain

効果:金貨を3枚得る(アクションではないため工房の効果は発動しない)
評価:金貨を使うタイミングは限定されているがあって困ることはない。
公共施設を建てる際のコストや金貨を得点に変えるカードのコストとしても使える。

 

f:id:pompompom3:20190928222620j:plain
効果:ラクダ駒を捨てることで1つにつき2点得る(最大8点まで)
評価:余ったラクダ駒を点数に変えることができる。
キャラバン戦略ではいい得点源になるが、出荷に必要なラクダ駒まで使ってしまわないように注意。

 

f:id:pompompom3:20190928222815j:plain
効果:金貨を捨てることで1つにつき1点得る(最大10点まで)
評価:余った金貨を点数に変えることができる。
同じ効果のあるラクダのカードより1駒あたりの点数が低くなっているが、公共施設の工房を建てればパドックと違い金貨2枚が貰えるからだろうか。
代わりに得点上限は高く設定されている。

 

f:id:pompompom3:20190928222923j:plain
効果:公衆施設を建てる時に使うことで、コストのラクダ駒不要で1軒公共施設を建てられる
評価:公共施設を建てるとき限定だが、最大4駒節約でき、クレーンやバザールを建てる際の大きな助力となる。
金貨版もあるので、最序盤で引かないと、ラクダと金貨どちらをダイスで取ればいいか分からないので早く引きたい。

 

f:id:pompompom3:20190928223021j:plain
効果:公共施設を建てる時に使うことで、コストの金貨不要で1軒公共施設を建てられる
評価:同様のカードの金貨版。
金貨は最初から2枚持っているので、クレーンをなるべく早く建てたいときにはラクダ版の方がうれしい。

 

f:id:pompompom3:20190928223115j:plain
効果:自分のストックから商品1つを任意のスークに出荷できる(地区は任意の地区を選択できるが、出荷のルールには従う。また、アクションではないためクレーンの効果は発動しない)
評価:クレーンと違う点は、壺のエリアにダイスを乗せなくても使える点。
ただし、1つしか出荷できないので、基本的には確実に独占できるタイミングで使用したい。
キャラバン戦略を取っている時に壺のエリアの十字路の角の店が確保できると、下の樽のエリアの十字路の角と合わせれば毎ラウンド商品を2つずつキャラバンに出荷できるのでこのカードを得たら他人にスークを押さえられてしまう前に即使っていきたい。

 

f:id:pompompom3:20190928223215j:plain
効果:自分のストックから商品1つをキャラバンに出荷する(アクションではないため隊商宿の効果は発動しない)
評価:1つしか出荷できないのでそこまでの得点は得られないが確実に得点になる。
キャラバンは決算ごとに点数が入るため、基本的には得たらすぐに使うのがいい。
ただ、自分が既にキャラバンに商品を複数出荷していて、さらに他にもキャラバンに出荷する人がいる場合に、他人に先に出荷してもらうことで自分は倍率が上のエリアに出荷できるようであれば少し待つのもあり。
その際他人がなかなかキャラバンに出荷してくれなければ、週末の決算の直前にこのカードを使おう。

 

f:id:pompompom3:20190928223257j:plain
効果:自分の持っている金貨かラクダ駒を好きな数だけ金貨又はラクダ駒に交換できる
評価:他のカードと異なり、何かを得られるものではないし、効果的に使えるタイミングは限られる。
公共施設を建てるときに片寄ったラクダ駒・金貨を調整するためや、ラクダ駒や金貨を得点にするカードを使う際の調整に使うぐらいか。
使い道がなければ早めにダイスを増やす効果として使ってしまってもいい。

おわりに

今回は公共施設とカード評価を掲載しました。
次回は各戦略のポイントを解説します。