富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】ジャイプル攻略 前編

今回は以前紹介したジャイプルの攻略をしたいと思います。次回と合わせて前後編の予定です。

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目標とする得点は75点

ジャイプルは2人用ゲームなので、場にある得点チップの合計点の過半数を取れば相手に勝てることになる。
得点チップの合計は130点なので、65点が過半数となる。
ただし、全ての得点チップが取られる前にラウンドは終わるし、一方3・4・5枚同時売却ボーナスとラクダボーナスもあるので、実際の目標とする点数は大体75点を越えればラウンドが取れるというところだ。

商品の構成を把握する

商品の構成を把握することは勝利するためには重要となる。
また、ラクダカードは全部で11枚だということも覚えておくと、終盤でラクダボーナスが取れるかどうかの判断や残りの山札に何枚ラクダがあるかなどに使えるので覚えておくと役にたつ。

宝石(赤色)

得点チップ:7・7・5・5・5の5枚
商品カード:6枚

解説:宝石や金、銀(以下「ハイカード」とする。)は得点チップ1枚の点数が5点以上と高く、ジャイプルではこのハイカードの取得を優先して狙っていくことなる。宝石は最も高い得点が得られる商品。相手に先んじての2枚売りで4点差がつき、後から3枚売りとボーナス抜きでは1点しか変わらないので、ハイカードばかりで手札が苦しい場合には2枚売りも検討したい。

金(金色)

得点チップ:6・6・5・5・5の5枚
商品カード:6枚

解説:宝石の次に得点が高い商品。2枚先売りでの差は2点しかなく、できるだけ3枚以上で売却したい。

銀(銀色)

得点チップ:5・5・5・5・5の5枚
商品カード:6枚

解説:先売りしても点数が変わらないので、できれば相手に取られてもあせらずに、3枚以上同時売却のボーナスを狙っていきたい。

イカード全てに共通するが、ハイカードは2枚以上でないと売却できないという制限があるため、2枚売りしてしまうと次の1枚がでても、もう1枚取らないと売却できないため、売却できるまで手札を圧迫してしまう。
できるだけ3枚以上になってから売りたい。

また、商品カードが6枚に対し、得点チップは5枚。
3枚集まった直後に相手に3枚売られると商品カード1枚が得点に変えられなくなり、5点の損失はかなり大きい。
相手がどのハイカードを何枚持っているかはしっかりと覚えておきたい。

布(紫色)

得点チップ:5・3・3・2・2・1・1の7枚
商品カード:8枚

解説:布、スパイス、皮革(以下「ローカード」とする。)はハイカードと比べると、枚数が多い代わりに点数は劣るので、できるだけ5枚同時売却ボーナスを狙っていきたい。ただ、早く売却した方が点数が高く、特に布、スパイスは1枚目が5点と大きいため、相手に先に売られるくらいなら自分が先に売りたい。相手が5枚同時売りをする前に先にこちらが2枚売れば、本来相手に入るはずだった点数を6点も下げることができる。得点チップが7枚ということは、2枚先に売られても、その後に5枚売ることができるが、3枚先に売られるとその後は(空売りで5枚同時売却ボーナスは取れることは取れるが)5枚チップ取りしながら5枚同時売却ボーナスが取れないということになる。相手に先に3枚売られたら折角集めていても価値が激減してしまうため、遅くとも相手が3枚目を手札に入れたら直後の自分の手番であるだけ売ってしまおう。

スパイス(緑色)

得点チップ:5・3・3・2・2・1・1の7枚
商品カード:8枚

解説:布と全く価値は同じ。

皮革(茶色)

得点チップ:4・3・2・1・1・1・1・1・1の9枚

商品カード:10枚

解説:最も枚数があり、最も得点は低い商品。5枚同時売却ボーナスは最も取りやすいが、先に2枚売られると1枚あたりの点数が非常に低くなってしまうため、基本的には他のカードの方が優先度が高い。自分が何枚か持っている時に、場に複数枚有用なカードが出たら、ラクダと同じ感覚で積極的に交換していくといい。得点チップが9枚、商品カードが10枚あるため、相手に先に5枚同時売りされても、その後に4枚・5枚同時売却ボーナスが狙えるので、同点決着になりそうな時にボーナスチップを稼ぎたくなる際にはボーナスチップを狙いやすい。

効率のよい得点方法

このゲームはよくあるセットコレクション(同じ数字・色などのカードのセットを集めて得点化していくゲーム)とは異なり、カードは1枚からでも(ハイカードは2枚以上制限があるが)得点にできる。得点を得る行動は常に可能だが、説明書末尾のゲームのヒントにも書かれているとおり、効率のよい得点方法には次の3つがある。

☆ハイカード(宝石・金・銀)の売却

○5枚同時売却ボーナス(8~10点)の獲得

○ローカード(布・スパイス・皮革)の先行売却

順番に解説していきたい。

イカード(宝石・金・銀)の売却

イカードは2枚以上でないと売却できないという制限があり、カード枚数もローカードより少ないためやや売却しづらいが、得点チップは1枚5点以上となっており、非常に価値が高い。
ローカードでいくら5枚同時売却ボーナスを連発したとしても、ハイカードのほとんどを相手に取られているようでは勝ちはない。
イカードは2枚以上で売却できるが、できれば3枚以上同時売却のボーナスを狙っていきたい。
イカードは得点チップが5枚しかないため、先に3枚以上同時売りできれば、同じ商品では相手に得点差で負けることがなくなる。
相手が1枚しかないなら、宝石でも金でも先売りされることはないので少なくとも相手に2枚カードが揃うまでは待ってもいいのだが、カード枚数が少ないため運が悪いとなかなかカードが出ずに手札を圧迫してしまうため、ハンドリングが厳しくなるようなら、先売りでメリットもある宝石や金は2枚売りをしていこう。

5枚同時売却ボーナス(8~10点)の獲得

3枚・4枚の同時売却ボーナスと比べ、5枚同時売却ボーナスは8点以上と得点が非常に大きい。
特にローカードでは1枚あたりの点数が低いため、5枚同時売却ボーナスを狙っていきたいが、手札を圧迫されてしまうのが難点。
点数的には布かスパイスの5枚同時売りを狙いたいが、それらは先売りもされやすいので注意。

ローカード(布・スパイス・皮革)の先行売却

ローカードは早く売却できるほど点数が高い。相手がローカードを集めだしたら、相手が売却するより先にこちらが売却できればこちらの点数は高くなり、相手の点数は下げることができる。
先売りをする場合でも、できれば1枚売りでなく、2枚、可能であればボーナスチップも取れる3枚同時売却を狙いたいが、相手に先に売られては元も子もないので相手が取ったカードはよく見ておきたい。

基本はハイカードを集めること

前項であえて☆をつけたが、このゲームで最も重要なのは、ハイカードが場に出たら自分が取り、相手にはハイカードを集めさせないことだ。
強いプレイヤーはハイカードが出たら必ず直後に押さえにくるし、カード交換やラクダカードをうまく使って、自分は手札取得時のドローによって山札からハイカードをめくってしまうリスクを減らし、相手には場のカードを取らせてハイカードをめくらせようとしてくる。
ジャイプルはハイカードを取り合うゲームだといっても過言ではないので、しっかりと覚えておきたい。
ただし、ハイカードを自分で取りたい、相手にハイカードを取らせたくないために、1枚ドロー、1枚売却を繰り返していると点数が伸びず、結局1枚ドローで相手にもハイカードがある程度渡ってしまうと、素直にボーナスをしっかり取ってきた相手に得点効率の差で負けてしまうので、ローカードでボーナスをしっかりと得ることも重要だ。

おわりに

今回はここまで。次回は各アクションのメリット・デメリット解説などです。