富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】ジャイプル攻略 後編

今回はジャイプル攻略の後編です。

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カードの取得方法のメリット・デメリット

1枚ドロー

メリット:カード交換と違い、一手が確実に得点につながる。ラクダ大量取得と違い、相手の欲しいカードを山札から引いてしまうリスク(以下「ドローリスク」という。)は1枚。

デメリット:ドローリスクがある。ラクダ大量取得からのカード大量取得と違い、カードが一手で1枚しか増えない。6枚の時に1枚ドローすると、次の手番では1枚ドローができない。

補足:ラクダを使う場合と比べると、ラクダ取得時よりドローリスクは低いがカード交換と違いドローリスクがある。また、カード交換と違いカードは増えるがラクダ大量からのカード交換と違い1ターンに1枚しか増えない。ミドルリスクミドルリターンで、運良く自分のドローでハイカードを出さず、逆に相手のドローで出たハイカードを取り続けられれば、ラクダを引かずにこれだけやって勝てることもあるが、それでうまくラクダを使ってくる上級者に勝つのは難しい。

手札とのカード交換

メリット:ドローリスクがない。自分にとって価値の低いカードを価値の高いカードに変えられる。手札が増えないので、次の手番で1枚ドローやラクダを使っての複数枚取得ができる。

デメリット:カード交換を繰り返すだけでは得点につながらない。手札に価値の低いカードがなければ使えない。自分にとって価値が低くても相手にとっては価値の高いカードを出してしまう危険性がある。

補足:カード交換を繰り返しているだけでは得点は増えないし、いつかはカードを引かなければいけない。しかし、ドローリスクなく点数を高めることができるので、自分がドローしたくない場合、相手にドローして欲しい場合にうまく使っていこう。カード交換は手札とラクダを合わせて場のカードと交換することもできるのでうまく交換していこう。

ラクダカードとの交換

メリット:ドローリスクがない。手札を一気に増やすことができる。相手に複数枚のラクダを引かせることができれば、次の自分の手番で有効なカードが複数枚ならぶ可能性が高まる。

デメリット:ラクダが相手に渡るので、ラクダをうまく使われる可能性やラクダボーナスを取られる危険性がある。

補足:ドローリスクはないが、ラクダを取る際に先にドローリスクを負っているということ。相手にラクダを渡してしまうリスクはあるが、ラクダを大量に溜め込んで商品カードに交換しないままラウンドが終わるのは負けパターンなので、積極的にラクダは使っていきたい。ラウンド終盤ではラクダボーナスも意識したい、ラクダは全部で11枚なので、6枚キープしておけばそれ以外はラウンド終了までに使ってしまっていい。

ラクダカードを取る

メリット:複数枚引けば、1枚ドローより効率よく手札を増やすことができる。

デメリット:複数枚引いた場合、ドローリスクが非常に高い。

補足:3枚以上取れる時にラクダを取り、積極的に使っていけば1枚ドローを繰り返すより高効率でカードを集めて得点にしていくことができる。ただし、1枚ドローと比べ、複数枚同じカードやハイカードが一気に場に出てしまう危険性があり、リスクの見極めが重要。リスクの小さいときにラクダを大量に取得し、効果的に消費していくのが勝利のポイント。

ポイント

カウンティングをする

ジャイプルはカウンティングができるほど強い。ただ、リアルタイムでないネット対戦ならともかく、スピーディーな対戦中に全て覚えるのは難しい。

まずは自分の点数は覚えておきたい。

できれば相手の手札が全て覚えられるといいが、難しい場合はまずはハイカードの何を何枚持っているかを覚えよう。ローカードも覚えたいが、バラバラに1枚ずつ取られると覚えるのも大変、せめて複数枚集めているカードは何かを覚えておきたい。

相手のラクダの枚数まできっちり覚えるのはなかなか厳しい。0枚か、1枚か、それ以上かがわかれば、こちらが場からラクダを取った際に相手が手札を使わずにカードをどれくらい取得できるか想像できるのでよしとしよう。

相手の点数が分かれば、同時取得ボーナスの点数のブレ幅はあるとはいえ、かなり有用だが、なかなか覚えるのは難しい。

ラクダを取るタイミング

ラクダをいかにリスクを抑えてドローできるかが勝敗を大きく左右するといっていい。

まずは残りの得点チップの枚数を確認しよう。ローカードのチップが少なくなり、ハイカードのチップが多く残っているのならラクダカードの大量ドローは非常にリスクが大きい。

説明書末尾の攻略のヒントには相手の手札が7枚の時はラクダカードを引くチャンスと書かれているが、相手の手札がハイカードばかりならチャンスになるが、ローカードが多い場合には、こちらがラクダカードを引いた際にハイカードが複数枚出てくれば相手は手札のローカードと場のハイカードを複数枚交換してくるので危険だ。

相手の手札が全てハイカードの場合でも、6枚以下であれば1枚ドローができるのでリスクがあるが、1枚までしか取られないということではある。ただ、相手にハイカードの3枚以上のセットができてしまう可能性がある。

大量のラクダを引くチャンスとなるのは、相手の手札が1枚以下でラクダカードを持っていない時。複数枚ハイカードが出たとしても1枚ドローしかできないからだ。

あとはハイカードの売却が先行し、山札に残っているのがほとんどローカードの場合も、ラクダを積極的に使って複数枚あつめて4枚以上の同時売却を目指したい。

最序盤は手札を集める

ラクダを持っていない状態の最序盤では、場に複数枚ハイカードが出た際の交換用にローカードを使う場合があるため、一気に売却してしまって交換用の手札がなくなってしまわないように注意したい。また、ハイカードが多く山札に眠っている可能性もあるため、序盤は基本的にはリスクを抑えたプレイングをした方がいい。ラクダの大量ドローは控えたい。手札の回りを良くするためにラクダがどうしても欲しい時は、相手の手札をよく見て、相手がラクダを持っておらず、かつ手札を1枚以下に減らしたタイミングでラクダを引けば、場にハイカードが一気に出てしまった場合でも最悪1ドローされるだけですむ。相手がハイカードを多く抱えている場合には相手は手札からの交換がしづらい状況ではあるが、1ドローでも同色ハイカードの3枚目、4枚目を相手に取られてしまうと非常につらい展開となるので、リスクは抑えたい。

手札7枚は注意

手札制限があり、手札が7枚の時にはそれ以上カードを増やすことができないので、たとえ場にハイカードが出たとしても、1枚ドローができない。自分の手札との交換は可能だが、1枚交換はできないため他のカードも合わせて交換する必要がある。その際、手札にハイカードしかなければそれを手放さなければならないし、また手札と同じカードが1枚でも混じると場の札との交換がルール上できない。手札はできるだけ7枚にならないようにしたい。

場のカードで注意する配置

「何か」「何か」「ラクダ」「ラクダ」「ラクダ」

という配置になった場合、相手がラクダを2枚以上持っている場合はラクダ2枚と場の商品を交換して、場をラクダ5枚にしてこちらに大量ドローをさせるように仕向けてくるかもしれないので注意したい。

「何か」「ラクダ」「ラクダ」「ラクダ」「ラクダ」

という配置の場合、手札でもラクダでも場のカードと1枚交換はできないので、1枚ドローするかラクダ4枚を引くかのどちらかになる。自分がラクダを大量に持っていても有効活用できなくなってしまう配置なので気をつけたい。逆に相手がラクダカードを多く持っている場合や、相手に1枚ドローのリスクを負わせたいときにはこの配置にできるといい。

ラウンド終了のトリガーを自分で弾く

ラウンド終了の条件は「場の得点チップが3種類なくなる」か「商品カードの山札がなくなったとき」。特に3種切れの場合には最後に点数を得て終了となるので、終盤では終了条件に注意し、相手の手札が3種切れの条件を満たせる状態であれば、少ない点数でも自分が最後に点数を得てラウンド終了となるようにしたい。

おわりに

前後編でおおくりしたジャイプル攻略は以上です。
何が強い行動となるのかなかなかわかりづらいゲームで、絶対的な攻略法はないように感じます。

だからこそ、非常によく練り込まれた、やりがいのあるいいゲームかと思いますので、まだプレイしたことのない方に是非プレイしていただければ嬉しく思います。