富士の麓でボードゲーム日記

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【ボドゲ攻略】ロード・オブ・ザ・リング 対決 後編

前回に引き続き、今回はロードオブザリング対決の攻略後編、サウロンの軍勢編です。

サウロンの軍勢の基本的な戦略

サウロンの軍勢は圧倒的な攻撃力の差を生かして、できるだけこちらの駒を減らさずに相手の駒を減らしていき、フロドがすり抜ける隙を与えず、フロドを倒すことを考えていく。
3駒をホビット庄に侵入させても勝利だが、こちらの勝利条件は相手がフロド1人をモルドールに入れれば勝ちに対し、こちらは3駒をホビット庄まで移動させなければいけないので時間がかかり、フロドを抑える駒も少なくなってしまうため厳しい。
結果的に3駒入れが狙える状況になったら狙うとして、基本はフロドを抑えながら倒してしまいたい。

ポイント1、相手の駒を減らす

戦闘力に勝るサウロン側のキャラなら、ガンダルフ以外が相手であれば相手を一方的に倒し続けることも可能だ。
ただし、正体がわからない状態で攻撃しても逆に一方的に返り討ちにあってしまうキャラも多い。オーク・飛びナズグル・死霊の王がそうだ。
ワーグも戦闘力が低く、フロド対策の切り札でもあるので使いづらい。
そんな中で使いやすいのはシェロブとサルマンだ。
まず2人ともガンダルフを除き苦手な相手がおらず(ボロミアは全員キャラ相打ちにされるのであえて挙げない)、バルログのように相手の行動を抑える役目もおっていない。
シェロブは一度勝利するとゴンドールに帰還してしまうが、それが逆にメリットでもう一度活躍できるし、ポイント3でいう守りにも役にたつ。
サルマンは戦闘力3以下の相手には特殊能力で一方的に勝てるのでサクリファイスのカードが怖くなく、アラゴルンもカードを使えば優位に戦える。
また、洞窟トロルもカードが使えないためサクリファイスで確実にやられてしまうという弱点はあるものの、戦闘力が高く序盤から活躍できる。
彼らの活躍で相手の数を減らしながら、ガンダルフを見つけたら対処したい。

ポイント2、ガンダルフを倒す

ガンダルフさえ倒してしまえば、戦闘力で勝るサウロン側が一方的に駒数で負けることはない。
偶然オークの前のマスにガンダルフが迂闊に飛び込んでくるようなことがなければ、ガンダルフを倒すのは至難の業だ。
中途半端なキャラでは一方的にやられるのがオチなので、エース級を当たらせたい。
VIP3人が適任だが、バルログはモリアの坑道を抑える役割があるので、他の2人が使いやすいだろう。
死霊の王なら相手に退却カードで逃げられても次の自分のターンでまた戦闘できる。
シェロブは退却カードで一度はやり過ごされてしまうが、別のキャラを倒せばゴンドールに帰還してまた活躍できる。
洞窟トロルもガンダルフの5の数字カードがなければ相討ちに持ち込めるので戦力になる。サルマンも相手にエルフのマントがなければ6のカードで相討ち以上に持ち込める。

ポイント3、モルドール直前の2マスを守る

モルドールにいくら駒があっても、フロドがモルドールに入った瞬間に負けてしまうため、モルドールの前の2マスを空けないことが必要だ。
この2マスにずっと駒があれば、フロドは自ら戦闘を仕掛けて勝たない限りモルドールにたどり着けず、そして戦闘力1のフロドが攻撃側で相討ちせずに勝つのは至難の業だ。

ポイント4、フロドをどう倒すか

防御側のフロドを一対一で倒せるキャラはワーグしかいない。
それ以外のキャラでフロドを倒すには、山のマスでフロドを捕まえるか、横のマスをおさえてフロドが逃げられない状況を作るか、フロドが自ら攻撃側にならざるを得ない状況を作るしかない。
山のマスで捕まえるためには、モリアの坑道を相手に自由に使わせない必要がある。
バルログをカラズラスにおいて置くのが基本だが、相手もそれはよく分かっているのでボロミアなどで崩しにくる。
モリアの坑道の出口に駒を置いておいても、フロドはモリアの坑道を使えなくなる。
モリアの坑道の上のマスに駒を置き、坑道を抜けてきたタイミングで襲う場合、ワーグ以外は横に逃げられてしまうので注意。
フロドが山に入れば、距離はあっても飛びナズグルや黒の乗り手で突っ込める。その2人がやられていて、山の前のマスが空いてしまっていたら、後はモルドール手前で捕まえるしかない。

サウロンの軍勢キャラ紹介

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バルログ
戦闘力:5
特殊能力:カラズラスにバルログを置いていれば、相手がモリアの坑道を使った際に正体を明かせば即座にそのキャラクターを倒せる。
解説:能力を活かしてカラズラスに置いておくのが基本だが、大体ボロミアの餌食になる。戦闘力を活かして前に出す手もあるが、その場合はモリアの坑道の出口のマスは常に駒が抑えているようにしたい。

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シェロブ
戦闘力:5
特殊能力:ゴンドール以外のエリアで敵を倒したら、即座にゴンドールへ帰還する。
解説:ゴンドールに帰還する能力は、3駒入れを目指す場合以外ではメリットにもなる。序盤から前に出て、多くの相手を倒したい。

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死霊の王
戦闘力:5
特殊能力:戦闘を起こすために横方向に移動できる。
解説:戦闘力が高く、横方向にも攻撃できるのがいい。フロドに横方向から攻撃した場合は元に死霊の王がいたマスに逃げられるが、そこにもフロドの前にもこちらの駒がいれば、ワンチャンでフロドを倒す切り札になることもある。ただしメリーは怖いため、序盤は大人しくしておきたい。

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飛びナズグル
戦闘力:3
特殊能力:戦闘を起こすために相手のキャラクターが1人きりでいるマスへ移動できる。
解説:こいつが生きているだけで、フロドは容易に山には立ち入れなくなる。また、レゴラスさえいなくなれば、ガンダルフアラゴルン以外には優位に戦えるので気軽に能力を使えるようになる。レゴラスがいなくなるまでは大人しくしておきたい。

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黒の乗り手
戦闘力:3
特殊能力:戦闘を起こすために前方へ好きなだけ移動できる。
解説:特に苦手な相手もおらず、戦闘力もそこそこなので、機動力を生かして先鋒に使いやすい。飛びナズグルがやられてしまった場合はこいつがモルドールにいれば山のマスの抑えになるが、大体こちらの方が先にやられていることが多い。

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サルマン
戦闘力:4
特殊能力:戦闘でカードを両者とも使わないことを選択できる。
解説:サクリファイスのカードが怖くないので、ほとんどの敵に無双できるが、ガンダルフが天敵。ガンダルフから仕掛けてきた場合は退却で逃げてしまうのも手だが、自分から仕掛けた場合は退却を使っても次の相手のターンでガンダルフが攻撃してきてエルフのマントを使われれば一方的に負ける。

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オーク
戦闘力:2
特殊能力:攻撃側の時、相手を即座に倒せる。但し連続戦闘の場合は1戦目のみ。また、フロド・ギムリ・ボロミアの特殊能力には優先しない。
解説:能力は強力に見えるが、防御側では使えないので相手からすれば正体さえわかればオークが目の前にきた際に先に攻撃してしまえば怖くない。ただ、相手としてはオークの前のマスにはギムリ以外は踏み込めないので、守りとして役に立つ。モリアの坑道出口の上のマスにいれば、モリアの坑道を抜けてきた相手を即倒せるので相手からするといやらしい。ただし、フロドは捕まえられないので注意。

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ワーグ
戦闘力:2
特殊能力:相手は特殊能力を使用できない。
解説:対フロドの切り札。基本はモルドールにずっといれば最後まで勝負が分からなくなるが、モリアの坑道出口の上のマスにいるのもいやらしくてあり。早くにやられてしまったり正体が分かるとフロドの潜入ルートが確保されやすいので大事にしたい。

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洞窟トロル
戦闘力:9
特殊能力:自分はカードを使用できない。
解説:戦闘力は高いので数字カードは使えなくても十分戦えるが、サウロンの目が使えないので、重要な局面は任せづらい。低い数字カードでも関係なく戦えるので、温存せずに序盤から活躍させるといい。

戦闘カード解説

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サウロンの目
効果:相手の特殊カードの効果を無効にする。
解説:黒の軍勢の肝となるカード。相手のサクリファイス、退却、エルフのマント、魔法カードを無効化できるのでここぞというときにこれがあるとないとでは全く違ってくる。相手のサクリファイスの回避や、ガンダルフにとどめをさす際などに使っていきたい。ただし、このカードを読まれて相手に数字カードを出されて勝てる相手に逆にやられることもあるので注意したい。

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退却(横方向)
効果:横のマスに退却できる。
解説:横のマスに退却できるので、嫌な相手から逃げたい場合には防御側で使っても攻撃側で使ってもアラゴルン以外なら確実に避けることができるが、戦闘力で勝るサウロン側ではガンダルフ以外には避け目的で使うことはないかもしれない。基本的には相手のサクリファイスを無駄うちさせるために使用することが多い。サウロンの目を使えばサクリファイスを抑えて相手を倒すこともできるが、相手に読まれて数字カードを使われると逆に倒される可能性もあるため、退却の方がリスクなくサクリファイスを消費させられる。

 

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魔法カード
効果:捨て札のカードから1枚選んで使用できる。
解説:9枚目として使用すれば、相手は常に全てのカード効果が出てくることを考えて対応する必要があるため基本的には最後まで残しておく。相手も最後まで魔法カードを残した場合、同時に魔法カードを出すとサウロン側が先に魔法カードを使用することになるため、サウロンの瞳コピーで相手の魔法カードが無効できるのでサウロン側が有利だ。

おわりに

ロードオブザリング対決の攻略は以上です。読みあいが重要なゲームなので、有利に進めたとしても最後は読みあいになることが多いのですが、プレイの参考になれば幸いです。